それは、世界が震えた<神の一手>
トビー・マグワイア×『ラスト サムライ』の監督が贈る、
歴史を動かしたチェス頂上決戦の真実

モーツァルトに例えられる〈異能の天才〉の半生を追いかけ、その秘密に迫りながら、歴史に残る〈神の一手〉が生まれる瞬間を描く驚嘆の物語が、ここに誕生した!
『スパイダーマン』シリーズのトビー・マグワイアが天才ボビー・フィッシャーを演じ、製作者としても脚本からキャスティングなど全てに関わった。さらに、『ウルヴァリン:X‐MENZERO』のリーヴ・シュレイバー、『リンカーン』のマイケル・スタールバーグ、『フライトプラン』のピーター・サースガードが脇を固める。
監督は、『ラストサムライ』のエドワード・ズウィック。アクション映画の名手としての手腕で、チェスの試合を息もできないスリリングなシーンに仕上げている。


『完全なるチェックメイト』の主人公ボビー・フィッシャーの
実際の映像が織り込まれた名作『ボビー・フィッシャーを探して』
“ボビー・フィッシャーの再来”と言われたチェスの天才少年ジョシュ・ウェイツキンの実話にして、ボビー・フィッシャーの実際の映像を交えながら描いた1993年製作のアメリカ映画。
原作は、スポーツ記者であるジョシュの父親フレッドが執筆した同名本。元々は、当時アメリカ中を沸かせていたロシア対アメリカのチェス世界選手権、フィッシャー対スパスキー戦を観た父フレッドがチェスに興味を持った。だが公園のストリートチェスに魅了され、瞬く間に大人を負かす腕前になったのは幼い長男ジョシュのほうだった。「もしかしたら我が子は第二のボビー・フィッシャーになれるのではなかろうか?」と、息子に過剰な期待をするステージパパに対し、才能があろうがなかろうが息子を息子として愛する母。コーチの教育のおかげでみるみる天才プレイヤーになっていくジョシュ少年は、大人の事情の重圧のなか、成長しながら試合に挑んでいくのであった...。
『レナードの朝』の脚本家として知られるスティーヴン・ザイリアンが本作で初監督を果たし、その後も『シンドラーのリスト』『今そこにある危機』『ミッション:インポッシブル』など大ヒット作の脚本を担当。日本では偶然にも1994年2月、『ボビー・フィッシャーを探して』と『シンドラーのリスト』が同時期に公開され実話映画対決となったが、残念ながら興行的にはジョシュ少年はシンドラー氏を負かすことはできなかった(笑)

ところでその後のジョシュは、意外すぎる転身を果たしていることに驚愕させられる。
18歳で老子の思想と出会い、太極拳推手の世界チャンピオンになった後、柔術の黒帯を取得。一見、「静(チェス)」から「動(武術)」へ180度の転換にも見えるが、チェスで学んだノウハウを武術に応用しただけで、ここでもまたトップの座に立ったのである。彼なりの習得の技法に関する自伝本『習得への情熱 -チェスから武術へ-:上達するための、僕の意識的学習法』も出版し、「ある程度の基礎学習期間を経ると、より多くの原理が統合され、直感が養われる」「成長するための時期を持つことが大切」など、ビジネスや勉強の場においても活用できそうな成功への処世術がぎっしり書かれているのも興味深い。


(TEXT by Yasue Miwa 2016/1/11)




完全なるチェックメイト
Pawn Sacrifice

2015年12月25日(金)公開
ギャガ
http://gaga.ne.jp/checkmate/

2014年/アメリカ/115分
© 2014 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.
Photo Credit: Tony Rivetti Jr.

【ストーリー】
アメリカ合衆国とソビエト連邦が、世界を東西二つに分けていた冷戦時代。武力で直接戦わない代わりに、スポーツも音楽もアートさえも、どちらが世界を制するかという両国のプライドと未来をかけた戦いだった。1972年に開催された、チェスの世界選手権はその最たるものだった。世界チャンピオンのタイトルを24年間も守り続けてきたソ連の前に立ちはだかったのは、IQ187の天才にして稀代の変人といわれたアメリカの若きチェスプレイヤー、ボビー・フィッシャー。絶対王者、ソ連のボリス・スパスキーとの対局でフィッシャーが繰り出した、驚愕の一手とは──?

監督:エドワード・ズウィック





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