女子高生がヤクザの組長!? Rev. from DVLの橋本環奈が初主演
大ヒット映画の続編がついに映画化!

ベストセラー作家の赤川次郎原作「セーラー服と機関銃」の続編である「セーラー服と機関銃 -卒業-」を、千年に一人の逸材と言われるアイドル橋本環奈主演で映画化!
初主演となる彼女の演技を支えるのは、長谷川博己、安藤政信、武田鉄矢らイケメン&芸達者な共演陣。
監督は吉高由里子主演の「婚前特急」で注目された前田弘二。女優を惹きたてる才を本作でも存分に発揮している。




「セーラー服と機関銃」を巧みにリブート!
女子高生が演じる女子高生?
角川映画40周年記念作品、赤川次郎作家デビュー40周年、相米慎二監督&薬師丸ひろ子主演作の続編(厳密にはリブート)、そして初主演と、人気アイドル橋本環奈にはいかほどのプレッシャーかと思ってしまうほど惹句の多い作品である。そんな状況すら楽しんでいるかのように、ときおり素の表情を見せつつ初々しく演じる橋本は撮影時16歳の現役女子高生。1981年に薬師丸ひろ子が主演したときも、彼女は17歳の女子高生だった。女子高生が女子高生を演じる。実は映画における主演級ではレアなキャスティングである。昨年ヒットした「ストロボ・エッジ」や「ビリギャル」で高校生を演じた有村架純は当時21歳。ここ数年で話題になった映画を思い出してみても、高校生を演じた主演らはだいたいが20歳過ぎであり、かつW主演だったりする。既に初主演デビューし人気のあった薬師丸の起用と比べても、経験や実績、知名度を考えると、10代の橋本一人だけに主演を任せるのは制作陣としても賭けだったはずである。それに対し橋本はその未熟さを魅力に変えて応えているし、何よりも長谷川博己のイケメンぶりと安藤政信の切れっぷり、武田鉄矢、伊武雅刀、鶴見辰吾、榎木孝明らオジサン男優の安定した演技が彼女を支え、この映画を盤石にしている。
薬師丸版でも本作と同様に渡瀬恒彦、三國連太郎、北村和夫ら名優が脇を固めている。さらにコメディリリーフのように薬師丸の級友を演じた柳沢慎吾や光石研(!)らの存在が、学園モノのリアル感に一役買っていた。ちなみに柳沢らは<ひょうたん三銃士>というトリオを結成し「SENSATIONAL HIROKO」(作曲:林哲司)というレコードを出している。そのPVまで作られ本編前に上映された。本作に登場した級友らももう少し活躍して欲しかった。

本作の原作は「セーラー服と機関銃・その後」(後に「〜 -卒業-」と改題)で薬師丸版の後日譚にあたるが、刊行された1987年と今では大きく社会情勢も異なるため、映画化にあたっては設定やエピソードを改変しており1作目のリブートと言うべきであろう。薬師丸版が彼女の父性愛と成長をテーマとすれば、橋本版は日常に潜む悪に立ち向かう熱血ヒロインの奮闘といったところだろうか。薬師丸に絡む悪徳警官を演じた柄本明の実子である柄本時生が、本作でキレキレの殺し屋として登場しており感慨深いものがある。
(TEXT by あらんすみしぃ 2016/3/1)




セーラー服と機関銃 -卒業-

2016年3月5日(土)公開
KADOKAWA
http://sk-movie.jp/

2016年/日本/112分
© 2016「セーラー服と機関銃 -卒業-」製作委員会

【ストーリー】
18歳、高校三年生の星泉(橋本環奈)は、組員わずか4名の弱小ヤクザ・目高組の組長という過去があった。伯父を殺した敵を機関銃で襲撃する大事件を起こしたあと、組は解散し、今は商店街で「メダカカフェ」の店長として活躍している。卒業を間近に、普通の女子高生としての日常を取り戻していた泉は、ニセモデル詐欺に巻き込まれた友達から相談され、持ち前の正義感で悪徳事務所に乗り込む。その事務所は、浜口組がバックについていることがわかるが、泉はそこで、浜口組の若頭補佐、月永(長谷川博己)と出会う。

監督:前田弘二





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