キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー

キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー
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キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー  ブルーレイ+DVDセット [Blu-ray] キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー  ブルーレイ+DVDセット [Blu-ray]
(2012/02/24)
クリス・エヴァンス、スタンリー・トゥッチ 他

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★★★☆☆

第二次世界大戦の最中、小柄で病弱なスティーブは、愛国心は人一倍強いが、
入隊テストに何度も落ち続けていた。そんな彼の運命は、アースキン博士と
出会った事で変わる。博士が行った実験は成功し、スティーブはまるで別人に
生まれ変わるが、博士はナチスのヒドラ党に暗殺され、計画は中止に。
軍のマスコット“キャプテン・アメリカ”として宣伝活動に駆り出される彼だったが、
やがて自ら敵地へ乗り込み、真のヒーローになる。

クリス・エヴァンス(『PUSH 光と闇の能力者』、『フェイクシティ』など)
ヘイリー・アトウェル(『ある公爵夫人の生涯』、『情愛と友情』など)
セバスチャン・スタン(『オフロでGO!!!!!』、『ブラック・スワン』など)
ヒューゴ・ウィーヴィング(『トランスフォーマーシリーズ』、『ウルフマン』など)
スタンリー・トゥッチ(『ラッキーナンバー7』、『ターミナル』など)
トミー・リー・ジョーンズ(『告発のとき』、『ノーカントリー』など)

長い長い前フリ映画。

ひょろっひょろで病弱な身体のスティーブ。しかし彼の正義感は誰よりも強く、
清く正しい精神の持ち主だった。
身体的な理由により軍への入隊テストに落第し続けていた彼は、ある日軍の
特務研究機関のアースキン博士の目に止まり、アメリカを救う”スーパーソルジャー”
となる第一歩を歩み始める。

もやしからマッチョへ。

アースキン博士の血清と”あの”トニー・スタークの父に当たるハワード・スターク
が共同で開発した”マッチョ製造機”により別人のような強靭な身体を手に入れます。
しかし直後、ナチスのヒドラ党によりアースキン博士は暗殺。
研究の担い手を失った為に研究は凍結され、スティーブの活躍の場は軍のプロパガンダ
活動に限られてしまいます。

しかしこの間にもレッド・スカル率いるヒドラ党は暗躍を続け、コズミックキューブ
が生み出す強大な力を兵器開発に生かし、世界の主要都市への攻撃を企てていた。
そして、戦火の中ついに相まみえる両者、彼らが迎える決着とは…。

日本からすればおもいっきり敵地で生まれたキャラクターなのですが
その辺はまぁ置いときましょう。作中でもジャップを攻撃対象とするような
表現は全く出て来ませんし。敵はあくまでヒドラ党という感じ。
なので、ヒドラ党の主要都市への大規模攻撃を命がけで止めようとする
彼らについて『でもお前ら原爆使ったじゃん…』なんて突っ込まないように。

そのヒドラ登については作中での行動の動機なんかが非常に弱い。
クライマックスのあっさり加減にも気が抜けた人は多いでしょうね。
レッド・スカルもビジュアルだけで華やかな活躍が見られなかったのが残念。

とはいえ、アクションの見せ方や映像の派手さはさすがアメコミ映画。
ちょっとダサめのコスチュームもカッコよく見えてくるのが不思議です。
しかし謎なのはあの盾。なぜ自動的に手元に戻ってくるのかも不思議よね。

主人公の良きサポート役となるペギーとスタークのキャラは良かったです。
特にペギーとのやり取りは微笑ましかっただけにラストはとても切ないですね。
スタークはちょっとでしゃばりすぎだったかもですが無くてはならない存在でした。

トミー・リー・ジョーンズもいい感じです。缶コーヒーのCMよりも楽しませてくれます。

120分超えとなるちょびっと長めの作品ですので突っ込みどころも多めでしょうか。
また、笑いのポイントも適度に用意されており、映画を華やかにしてくれました。
メカニックも派手ですね。特に気になったのはヒドラ党の空中空母から発進する
有人機。あれってもしかして日本の有人ロケット”桜花”の様な兵器なのだろうか。

さて、今作はかなり壮大な前フリとなっており、エンドロール後にはアベンジャーズの
予告編まで入っているというちょっと嬉しいサービスもございます。
現在ではすでにたくさんの予告映像を見ることができますが、予告を見るかぎりでも
かなり豪華で華やかな映像となってますね。

アイアンマン、ハルク、ソーにキャプテンと個性的な面々に新メンバーも加わり、
どんなドラマとアクションを見せてくれるのか…期待大です。



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