ソードフィッシュ

ソードフィッシュ
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ソードフィッシュ [Blu-ray] ソードフィッシュ [Blu-ray]
(2010/04/21)
ジョン・トラボルタ、ヒュー・ジャックマン 他

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★★★☆☆

元No.1ハッカー、スタンリー(ヒュー・ジャックマン)は出所後、愛する娘に会うことも
出来ずに孤独な生活を送っていた。そこへ謎めいた美女ジンジャー(ハル・ベリー)が訪ねてきて、
娘にも会え、さらに大金が手に入るという美味しい話を持ちかけてくる。そして彼女のボス、
ガブリエル(ジョン・トラボルタ)に会ったスタンリーは、政府の不正な闇資金をコンピューター
回線を使い奪うという計画を聞かされるが…。

ジョン・トラボルタ(『パリより愛をこめて』、『オールド・ドッグ』など)
ヒュー・ジャックマン(『リアル・スティール』、『X-MENシリーズ』など)
ハル・ベリー(『ニューイヤーズ・イヴ』、『ゴシカ』など)
ドン・チードル(『アイアンマン2』、『クロッシング』など)
サム・シェパード(『ジェシー・ジェームズの暗殺』、『ステルス』など)

キレてる映画。

騙し騙され、でも結局騙されていたのは・・・?
という駆け引きが多い作品です。

とはいえアクション要素も多く画面も派手なため、観ている最中は
集中して物事の流れを考えにくい映画でした。
非常に巧妙な作りになっているのでトリック要素も楽しいのですが、
とにかく疲れてしまってしまう人も多いようです。

「ふふん、そのぐらい途中でわかっちゃったもんね!」となる人は幸せ。
「ぐぬぬ、騙されたぁ~~~」となる人は普通。
「え?結局なんだったんだっけ個の映画」となる人は…がんばってもう一回見ましょう。

割とサイバーな要素の多い映画ですが、前述の通りそれだけにこだわらず、
ものすごい機材を使った特殊撮影のアクションシーンなどもあります。
アクション、サスペンス、トリッキー、そして程よく大人向けのスパイスが
散りばめられているのが良いですね。

時折緊張感やスピード感のあるシーンも登場するので最後まで飽きることはなかったです。

キャラクターの豊富さも楽しむことができます。
なんだか見た目的にも「おいおいお前キーボード叩けんのかよ」って感じの
ヒュージャックマンが天才ハッカーを演じているところが多少無理があるのですが、
そんな彼が終始てんやわんやなるところはこの映画の見所のひとつ。

やっぱり最高だったのはジョン・トラボルタ。
キレた役の代名詞ともいえる彼が知的かつ激しく、狂気のキャラクターを演じています。
悪、もしくはそれに近い役をやらせると非常に映画が濃いものになりますね。
顔もでかいのでとっても迫力があります。

こいつの言う事は聞かないとヤバイと思わせる雰囲気は異常ですよね。
できる限り上司にはしたくないタイプです。顔もでかいし。

サスペンス、コメディなどでも役をしっかりこなすベテランのジョン。
出演作品にも、そして私生活にも浮き沈みが見られるジョンですが、今後も
しっかり応援していきたい俳優の一人です。

それこそ”むら”の多いハル・ベリーさんも重要な役柄として登場。
ジョン演じるガブリエルの側近として表裏で活躍する彼女も大変ミステリアスで、
クライマックス以降の役の広がりが楽しかったですね。

ドン・チードルやヴィニー・ジョーンズ、サム・シェパードなど
脇を固める俳優陣も非常に豪華ですので彼らのファンも必見でしょう。

しかしながら今までこの映画を見た人の感想は、「いや~面白かった」と
いう人と「いまひとつだった」という人が半々程度なので自己責任でどうぞ。
個人的には絶対損はしなさそうな映画なんですけどねぇ。



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