フェア・ゲーム

フェア・ゲーム
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フェア・ゲーム [Blu-ray] フェア・ゲーム [Blu-ray]
(2012/03/02)
ナオミ・ワッツ、ショーン・ペン 他

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★★★☆☆

9.11の同時多発テロ以降、アメリカ合衆国は、世論をも巻き込み、
イラク共和国が大量破壊兵器を保持し、悪の枢軸のひとつであるとしていた。
だが、CIA秘密諜報員ヴァレリー・プレイムは、潜入捜査の末、イラクに核開
発計画がないことを突き止める。その一方、ヴァレリーの夫で、元ニジェール
大使のジョー・ウィルソンも、国務省の依頼で同様の調査結果を得ていた。
しかし、ブッシュ政権はヴァレリー夫妻の報告を無視し、2003年3月20日、
遂にイラクへ宣戦布告する。ジョーは、“真実”を世間に公表するためニューヨーク
タイムズ紙に自らの調査報告を寄稿し、一躍論争を巻き起こす。すると、政府の報復により、
ワシントンの名のあるジャーナリストたちにヴァレリーがCIAの秘密諜報員である情報が
リークされる。たちまち世間からの批判を一斉に浴び、孤立無援に陥るヴァレリー。
歴史のうねりに巻き込まれながらも、最後までイラク戦争を止めようとした女、
ヴァレリー・プレイムの命を懸け、己の信じる“正義”と“愛”を貫く戦いが今、始まる。

ナオミ・ワッツ(「ザ・バンク 堕ちた巨像」、「ステイ」など)
ショーン・ペン(「オール・ザ・キングスメン」、「ザ・インタープリター」など)
サム・シェパード(「ジェシー・ジェームズの暗殺」、「ステルス」など)

あらすじながくてゴメンね。その上ちょっとわかりにくいよね。

ようするにだ。

「イラクには大量破壊兵器があるから戦争するよ~」
「いやいや、ないし、マジないし」
「うるさいな~戦争するったら戦争するよ~っていうか開戦したよ~」
「ちょwwおまwwバカすぎw米国オワタww」
「は?マジ切れたし、お前の秘密バラすし」
「うはwwバラされたww私より夫ブチギレww」

というお話。

詳しくは「プレイム事件」を参照するよろし。

イラク戦争当時の情報部のやり取りを赤裸々に描いたノンフィクションです。

ちょっとショーン・ペンが暴走しすぎな感じなんですが
それだけ志の強いキャラクターなのでしょう。
でも亡命予定だったイラクの科学者が死んだのは彼のせいでは・・・。

ちょっとお馬鹿というかお粗末なアメリカ政府のやり方が垣間見える、
というか実際にこんな流れがあったんだなぁという問題作なのですが、
想像通りいかんせん地味なのでさほど注目されませんでしたねぇ。

しかもジャケットにはサスペンス・アクションとかって書いてあるので
レンタル後に眠りに付いてしまった人も多いことでしょう。

巨大すぎる陰謀との戦い、そして夫婦愛が美しい作品です。
ある種の緊迫感も感じますし質的には良好ですよ。

冒頭に映し出されるナオミ・ワッツのCIAとしての作戦活動も
かっこ良かったですね。ぜひガチガチのスパイ映画でも活躍して欲しい。

それにしてもナオミ・ワッツ可愛いなぁ。
アップはさすがに厳しいところもあったけど・・・充分です。



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