パーフェクト・トラップ

パーフェクト・トラップ
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パーフェクト・トラップ [DVD] パーフェクト・トラップ [DVD]
(2013/08/23)
ジョシュ・スチュワー、エマ・フィッツパトリック 他

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★★★★☆

友人に誘われ、少し怪しげな地下倉庫のダンスパーティに行ったエレナ。しかしそこは、
殺人のための罠が仕掛けられた恐怖の館だった! 切り刻まれ圧縮され、一気に虐殺される人々。
逃げ惑い箱の中に閉じ込められたエレナだったが、箱の中から恐ろしい光景を目にしてしまう。
一方 父親は娘を救出するために捜査チームを組織、そこに“ザ・コレクター”のワナから生き延びた
アーキンを招集する。“罠館”に向かうアーキンと捜査チーム。
果たして彼らは“罠男”のコレクションの一部になる前に、エレナを救出することができるのか…。

ジョシュ・スチュワート(『ワナオトコ』、『完全なる報復』など)ら主演で贈る
シチュエーション・ゴア・ホラー。

ワナオトコ2となるこの作品ですがかなりパワーアップしてます。

前作では手の込んだピタゴラ殺人トラップによる暗躍で謎につつまれた
殺人鬼っぷりを見せてくれたワナオトコさんですが今作ではかなりパワー
アップした凶悪さを見せてくれます。

今作ではすでに世の中を騒がせている立派な殺人鬼となっている彼ですが、
冒頭から凄まじいゴアシーンを用意してくれました。
地下クラブの天井を巨大な耕運機やプレス機に改造して若者たちを一気に
ミンチにしたりします。

ここで運良く逃げ出したヒロインエレナは前作のラストでワナオトコに連れ去られた
ドロボウアーキンさんと出会いますが直後に拉致されてしまいます。

命からがら逃げ出したアーキンさんでしたがその後エレナを救出するために
父親が編成した傭兵部隊への協力を強いられ、再びワナオトコの拠点である
廃ホテルへと潜入します。

なぜ拉致されながらもこの拠点がわかったのかというのは映画で流されますが、
このアーキンという男、コソドロにしとくにはもったいない頭脳の持ち主です。

その後はワナオトコさんがせっせと用意したトラップの数々、そして単身脱出を
試みるエレナとのシーンで後半に進んでいきます。果たして結末は…?

いやぁワナオトコさん強いわぁ。

前作では舞台が邸宅、しかも夜中という事もありかなりいろんなことが
謎に包まれたワナオトコさんでしたが、本作ではいろいろと設定されています。
その凶悪さは罠だけに限らず、拉致した人間への残忍な拷問や体の部位コレクション、
薬物による狂人生産など、非常に不気味な設定が数多く見られます。
何やら気に入ったお姉ちゃんにメイクを施すなど、謎の愛情表現なども
見られましたがそれぞれが深く語られることはありません。

普通これだけの施設を用意する中、一切の証拠や怪しさを残さずに悪行を
繰り返すことも無理でしょうし、彼の持つキャラクター性全てに根拠を用意する
ことは難しいと言えますが、そういうのを無視して楽しむ価値がこの作品にはあると思います。

エレナの救出部隊のリーダーとなる男もなかなかに有能な人物のようで
エレナの家族との間にもそれなりのドラマがありそうなのですがここも
多くは語られません。この辺りはもったいなかったかなぁ。

~~ここからネタバレ注意~~

傭兵部隊の全滅と引き換えに何とかワナオトコを撃退し脱出した
エレナとアーキンの二人。
しかし現場近くのゴミ捨て場にワナオトコのマスクを発見したアーキンは
ワナオトコの生存を確信します。通常ならこれがエンディングでも良さげ
なのだがまだ続きがあるのです。

ワナオトコの正体が一人の昆虫学者であることにたどり着くアーキン。
(いやいや昆虫学者強すぎるだろ…アーキン有能すぎるだろ…)
彼は復讐の言葉とともにワナオトコを箱に閉じ込めます。

そして…。

今作のヒロインエレナと合流したアーキンは、自分たちがされた残虐な拷問、
おそらくそれ以上の変態行為をワナオトコに繰り返し行うのです。
このおまけ映像ではエレナの恐ろしい一面が垣間見えます。OH!SEXY!!



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