ネイビーシールズ:チーム6

ネイビーシールズ:チーム6
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ネイビーシールズ:チーム6 [DVD] ネイビーシールズ:チーム6 [DVD]
(2014/09/02)
カム・ジガンデイ、フレディ・ロドリゲス 他

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★★☆☆☆

見えない敵、錯綜する情報―。 悪夢をもたらした最凶の敵を、緻密な作戦によって
追い詰めたとき、 兵士たちは正義の銃弾を撃ち放つ! 特殊任務のみを担うエリート
集団 <ネイビーシールズ:チーム6>は、ビンラディン襲撃のときを待っていた。
不確かな情報をもとに、彼らは基地周辺を捜索していたが、リーダーであるスタナーが
何者かに撃たれてしまった!その場は敵を捕えなんとか難を逃れたが、真のターゲット
であるビンラディンの影はすぐそこまで迫っていたのだ。そして、遂にそのときは来た―。
錯綜する情報に翻弄されながらも、執念の追跡によって、ペンタゴンは、ビンラディンの
潜伏先への攻撃を命令した!果たして作戦の行方は?最も危険で不可能と言われた
作戦の全貌が、遂に今、明かされる―!

『ローン・サバイバー』や『ゼロ・ダーク・サーティ』などを見た後だと少しさびしい映画ですね。
もちろん、本来の戦争自体は無駄に派手であったり、話に深みがあったりするものでは
ないと思いますが、映画としての本作はやや退屈。

バックヤードでの話の流れはゼロ・ダーク・サーティのように分析官が奮闘する
シーンが差し込まれますが、今作のメインはネイビーシールズ側。
彼らの持つ葛藤や仲間との連携意識、現場での緊迫感などが中心に映されます。

が、シールズ仲間に嫁を寝取られたり。分析官と支部長がどう見ても出来てたりと
必要のない素材も多く、変に緊迫感を削ぐシーンも見られました。

その他、ウサマの潜伏地での操作を行う現地民チームや、現地での協力スタッフ
の描き方も中途半端、彼らがどういった行動意識でアメリカ政府に協力し、
今作のような結末を迎えることになったのか、そのあたりをもう少し見せてほしい。

訓練や突入に関しても派手さはありません。装備品も他作品に比べやや寂しい印象。
現実重視で淡々と作戦が遂行されるリアリティを見せたかったのでしょうか。
やはりエンタメとして見る分には空腹感の残る作品でしたね。

近年の戦争はゲリラ戦が多く、どこから敵が出てくるのかわからない恐怖心がありますよね。
その上ルールが有るわけでもないので地雷やIEDに対する恐怖や自爆テロも怖い。
そうした他角度的な緊張感がさらにつめ込まれていればもっと見応えがあったかも?


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