クリムゾン・タイド [Blu-ray] (2010/09/22) デンゼル・ワシントン、ジーン・ハックマン 他 |
★★★★☆
ロシアの過激派が軍の反乱派勢力と結託し、シベリアの核ミサイル基地を占拠した。
アメリカと日本が核攻撃の危機にさらされ、米海軍の原潜アラバマに出撃命令が下った。
歴戦の叩き上げのフランク・ラムジー艦長と、ハーバード大卒のエリートである
ロン・ハンター副官は、核に対する思想で真っ向から対立する。
そしてアラバマは目的海域に達し、敵潜水艦の影を捉えた艦は臨戦体制に突入していく。。
核搭載の潜水艦映画です。
演説などには中身が無いのですがブラッカイマーらしい優秀な音楽や
カメラワークで壮大に仕上がってますね。
艦の安全と世界の未来を重視するデンゼルと、任務への忠誠と国の威光を重視する
ハックマンとの対立や駆け引きがテーマとなっている作品です。
どちらも「悪」ではなく、乗組員や国を思ってこその行動です。
ややハックマンが頑固な危険思想とも見て取れますが、行動の一貫性やセリフ、
そしてラストシーンからも優秀な軍人であることを表現していますね。
この二人も素晴らしかったのですがヴィゴ・モーテンセンの表情や
ジェスチャーが良すぎて興奮します。
この映画の優れたところは冒頭とラスト意外舞台のすべてが潜水艦内部だということ。
本来の敵(人物)や本土の通信士など一切画面には出てきませんが十分な演出によって
素晴らしい緊張感がでてます。
こむずかしいことは一切なしで全体の緊迫感と役者さんの演技を楽しむ映画だと思います。
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