キラー・エリート

キラー・エリート
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【初回限定生産】キラー・エリート ブルーレイ&DVDセット(2枚組) [Blu-ray] 【初回限定生産】キラー・エリート ブルーレイ&DVDセット(2枚組) [Blu-ray]
(2012/10/03)
ジェイソン・ステイサム、クライヴ・オーウェン 他

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★★★☆☆

殺しから足を洗い、愛する女性と生活を始めた元殺し屋ダニーの所に、ある日
1通の手紙が届く。そこには、師匠でもあり良き相棒でもあったハンターが囚われて
いる写真が入っていた。ハンターは、オマーン首長の息子達3人を殺した男たちへ
復讐をするという高額のミッションに失敗し、捕虜となっていたのだった。
ハンターを助ける条件としてその仕事を引き継ぎ、世界各国に散り散りになっていた
特殊部隊チームを再結成するダニー。しかし、そのターゲットとなる男たちはみな、
国家レベルの秘密結社“フェザー・メン”によって守られているSASの兵士たちであった。

ジェイスン・ステイサム(『ブリッツ』、『メカニック』など)
クライブ・オーウェン(『デュプリシティ』、『ザ・バンク』など)
ロバート・デ・ニーロ(『リミットレス』、『ストーン』など)
ドミニク・パーセル(『カニング・キラー』、『リベリオン』など)

さて、まずどうでもいい話からですが、ブログ主は最近、というかかなり
長いこと映画雑誌や映画情報サイトなどはほとんど確認しなくなっています。
さらにレンタル作品がリリースされる時期なども調べないので店頭でいきなり
こんなの出てたんだな~と思うことが多くなってるんですね。

しかも、ブログ主はその名前の通りずいぶんと田舎で暮らしているので本当に
映画の情報なんて入らない。街角広告も無ければ上映する映画館の数も都会とは
段違いに少なくなっています。

ですが、本当に面白い作品というのは勝手に目や耳に入ってくるんですね。
逆に豪華キャストの作品なのに情報を知らなかった作品というのは、見る前から
だいたいその中身の厚さに予想がついてきます。

本作もそんな感じ。うーん、長い前フリですね。

ジェイスン兄貴の新作、なおかつデ・ニーロやクライブ・オーウェンまでもが
渋い感じにジャケットに写っている本来ならば超期待な作品なわけです。

冒頭から繰り広げられるウィットな会話や迫力の銃撃戦でテンションも上がります。
が、何かが冴えない。ジェイスンさんにもいつものキレが見当たらない。

序盤で殺し屋の引退を決意したダニー(ジェイスン)は運び屋に転身する、
なんていうことはなく、田舎暮らしを始めます。が、そこに届く一通の手紙に
よりハンター(デ・ニーロ)が何者かに監禁されていることを知らされます。

ハンターの元へ向かったダニーはハンターの開放を条件に3名の暗殺を命じられ
ますが、この相手というのがSAS(英国特殊部隊)の面々。

「あ、それとこいつら事故に見せかけて殺してね、報復されるのやだから」

「えーーー!?」

と、いうことで仲間を集めて敵地へ。ダニーご一行の活躍やいかに?

なかなかよく頑張ってました。

頭を使ってるのか使ってないのかいまいちわかりにくい描写ではありますが
なんとか任務を遂行していくダニー一行。基本的に男臭い映像ばかりでしたが
なかなか骨太で楽しめます。

その裏で暗躍しながらダニーらを追い込んでいく元SASであり「フェザーメン」の
猟犬ローガン(クライブ・オーウェン)の姿も、若干浮き気味ながら映像に
色の濃さを与えてくれていました。

「エリート」と記される本作ですが、無駄にスタイリッシュだったりカッコつけた
描写は少なく、割りとリアルな描写で描かれていますね。
ただ、各所で起こるドタバタが妙に淡白なのが、全体に厚みを与えられなかった
原因なのではないでしょうか。とにかくいろんな話の背景が見えにくい。。。

しかし、映像的に各役者を楽しむ分には問題ないかと思います。
銃撃戦や追跡劇も楽しいですしおまけ程度のカーチェイスも楽しめます。
デ・ニーロも尺は少ないですが予想よりもかっこよかったですね。



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