デンジャラス・ラン

デンジャラス・ラン
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デンジャラス・ラン Blu-ray & DVD (デジタルコピー付) デンジャラス・ラン Blu-ray & DVD (デジタルコピー付)
(2012/12/19)
デンゼル・ワシントン、ライアン・レイノルズ 他

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★★★★☆

南アフリカ・ケープタウン。諜報活動の最前線から遠く離れたこの地で、CIAの新米職員
マット・ウェストンは隠れ家の管理という閑職に辟易していた。ある日、大物犯罪者が
護送されてきた。その男の名はトビン・フロスト。元CIAの超エリート諜報員にして、今は
国家機密を密売する危険人物として世界中から指名手配を受けていた。そんな時、隠れ家が
武装した男たちに襲撃される。命からがらマットはフロストを連れ出すが…。

デンゼル・ワシントン(『アンストッパブル』、『ザ・ウォーカー』など)
ライアン・レイノルズ(『グリーン・ランタン』、『[リミット]』など)
ヴェラ・ファーミガ(『ミッション: 8ミニッツ』、『フェイク・クライム』など)
ブレンダン・グリーソン(『グリーン・ゾーン』、『ヒットマンズ・レクイエム』など)
サム・シェパード(『フェア・ゲーム』、『ジェシー・ジェームズの暗殺』など)

これはいいデンゼル。

かなり正統派なCIA陰謀ものですね。
陰謀ものを取り扱った映画は幾つかの種類にわかれますよね。小難しい社会派か
ライトな謎解きもの。そして陰謀そっちのけで暴れるアクション映画などなど。
今作についてはライトなストーリー展開と多めのアクションシーンで構成されています。

デンゼルを中心とした各俳優の存在感もあってか静かなシーンでも中だるみすることなく
最後までしっかり楽しむことができます。
ライトな映画ではありますが無駄を省いた省エネ設計とも言えますね。

ありきたりな展開ではあるのですが色の濃さを伺えるいい作品でした。
デンゼルファンにも好まれるであろうキャラ設定も良かったです。

物語の随所で「セーフハウス」を取り扱ったのも面白いですよね。
本来CIA工作員を守るはずの隠れ家となるこの舞台で行われる銃撃戦や役者の
やり取りには一定の緊張感が与えられこの映画に花を添えています。

私としてはヒロインが変に活躍しなかったところも評価したいですね。
無駄なラブラブチュッチュチュピチュパ~~が無いので全体の緊張感が維持された
感じを覚えました。

幾つか不満点を挙げるとするなら、デンゼル演じる頭脳戦や心理戦を得意とする
トビン・フロストというキャラが100%生きていたかが疑問というところ。
どちらかと言うと戦闘力や身体的な能力が目立っていたのでもうちょっと伝説の
工作員ならではの切れた頭脳戦を見せて欲しかったですね。

作品を振り返ってもサスペンス方面よりもアクション映画方面へ偏った
映画だったかなと思います。

あとラスト周辺。
ちょっとあっさりしちゃった印象でしたがきっとしょうがないんでしょうね。
とはいえデンゼルの演技に関しては満足です。思わず「おーすげー」と声が出ました。

全体的に王道ではありますが諜報部員を取り扱う映画が好きな人には
おすすめしたい作品ですね。
モサド、Mi-6、KGBなどが入り混じる作品ってなんだかわくわくします。

そして。

あけましておめでとうございますm(__)m
お正月休みは皆様どんな映画をご覧になられましたか?

どうぞ今年もよろしくお願い申し上げます。



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