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リクルート(買っ得THE1800) [DVD] (2010/01/20) アル・パチーノ、コリン・ファレル 他 |
★★★★☆
ジェイムズはマサチューセッツ工科大学の中でも最も優秀な学生の1人。
卒業後はコンピューター業界での成功を約束されている。
しかし彼にはひとつだけ忘れることのできない過去があった。それは、
ペルーの墜落事故で消息を絶った父親のこと。その事故には余りにも不審な点が多く、
ジェイムズは今なおネット上で情報提供を求めていた。卒業を控えたある日、
ジェイムズはCIAの教官ウォルター・バークに出逢う。
設定や作品内の環境がイカしたサスペンス作品ですね。
全体的にどこに向かうか分からないモヤモヤを与えてくれるところが
とても魅力的なのですが『軽さ』が否めない映画。
アル・パチーノがやはり素晴らしく、そのキャラクターのあやふや感が
映画全体に霧をかけてくれていたような気がします。
この当時は結構どんでん返しモノが流行ってましたよね。
この映画のこれまたミステリアスな仕掛けの一つであるブリジット・モイナハン
もいい感じですね。もともとの顔立ちがミステリアスってのもいいです。
ブリジットさんは今超超超期待の『世界侵略: ロサンゼルス決戦』で
アーロン・エッカートと共演しています。
さてこの作品、冒頭で軽いという話をしましたが、尺的にも無駄に長い
『グッド・シェパード』のような骨太CIAストーリーではなく、そのテンポと
トリッキーな展開を素直に楽しむことができると思います。
ただ個人的にはもっとこう、なんだろう、『重さ?』や『骨太加減?』が欲しかったかなぁ。
年明けの気付けとして観るにはいいかもですよ。
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