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夜明けのゾンビ [DVD] (2013/02/08) マーク・ギブソン、アダム・セイボールド 他 |
★★★☆☆
アメリカを二分した南北戦争期に世界中でゾンビが大量発生。
家族を失ったエドワードが放浪の先で見たものはゾンビよりも凶暴な、
生き残った人間たちの姿だった。
ん~~~。重くて長い。
物語は南北戦争期、というより一応戦争終了後のお話なのでしょう。
ゾンビはすでにその世界に「いる」という設定からスタートし、そのゾンビに
主人公は家族を殺され、そして家族はゾンビ化してしまいます。
愛する妻、そして息子をゾンビとはいえ自らの手にかけた主人公。
現実に、悪夢にうなされながらいつか息子と訪れたかった谷を目指して
旅をすることになります。
そして出会うのは一人の男。
どうやら戦争が終わり、ただの残党と成り下がった兵隊たちに妹を奪われ、
その救出のために手を貸してほしいという話。
一度は断る主人公ですが根がいいやつなのか、それとも単純なのか結局
救出作戦に協力することに。
その後、びっくりするぐらいあっさり捕まってしまう主人公。
え、こういう作戦?って言うぐらいあっさり捕まります。
役にたたねぇ。マジで役に立たねぇはコイツ。
ぶちこまれた牢屋で出会ったのは仲間の妹。
妹の話からするに、悪党のアジトでは捕虜の解剖や非人道的な実験により、
ゾンビウイルスの免疫がある人間を探しているとのこと。
わざとゾンビに襲わせたり変な医者に体をいじられたりするんですね、
てめぇら!血は何色だ~~!?
と、いう感じで話が進んで行きます。
さて、こちらB級ゾンビ映画としてはかなりの長尺で尚且つ骨太なドラマ展開。
作り方は丁寧で適当さは感じませんが、いかんせん退屈です。かなり退屈。
途中、おまけ程度で入ってくるアニメーション映像も謎ですが、
こちらもバンドデシネとしてのクオリティは悪くはないですね。
もうちょっとロックな感じのゾンビ映画だとしっくり来るかもしれません。
話は決してつまらなくはないのですが、アクション要素のシーンやゾンビさんが
活躍する映像が少ないので、最後まで集中して見るのがやや厳しかったです。
出来ればもう少し尺を縮めて見やすい内容にして欲しかったですね。
クライマックスでも何かもう一捻りどーんと盛り上がる要素があれば
ここまで淡々とした内容にはならなかったのかもしれません。
あくまで好みの問題ですけどね。
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