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AAAH! ゾンビーズ!! (俺タチだって生きている) [DVD] (2014/05/02) マシュー・デイヴィス、コルビー・フレンチ 他 |
★★★☆☆
アメリカ西海岸。陸軍の極秘施設では、新種の“超兵士”を作るために人体実験が行われていた。
だが、プロジェクトは失敗し、兵士がゾンビになってしまう。
軍はこの事実を隠すため、実験に使った廃液を樽に詰めて、全て破棄しようとする。
ボーリング場でバイトするティムの元に集まったおバカな若者マット、元カノのヴァネッサ、そしてシンディ。
今日は地域のボーリング大会だ。試合前、マットは勝手に店の売り物のソフトクリームを作り、皆に振る舞った。
ところが、食べた4人が感染して、即ゾンビ化するという最悪の事態に…。
そんな時、ニックと名乗る軍人が、感染の拡大を阻止しようと4人の前に現れるが・・・。
いい具合にみんな馬鹿で楽しい。
ゾンビ映画なのですが、ホラーやアクション性は低く、完全にコメディよりな
作品に仕上がっておりました。
この時点で大きく好みが分かれてくるとは思いますが、個人的には好きな部類です。
今作は「薬物が混入してしまったソフトクリームを食べた若者グループがゾンビになる」という
よくありそうな感じで始まるのですが、このあとはいつも通りではありません。
彼らは一度気を失ったあと、皆起き上がり互いの安否を確認します。
その後、様々な情報や人物と接触しますが皆何かおかしい、動きも早く
意思の疎通も難しい。何やら不穏な雰囲気に包まれます。
「街のみんながおかしくなってしまた」とうろたえる若者たちですが
なんのことはない自分たちのほうがゾンビになってしまっているのです。
ゾンビになってしまった者達同士は通常通り会話も行動も、恋愛も
SEXもできてしまっているのですが周りから見ればそれはもうただの
腐った死体たち。このギャップを違った視点での映像で楽しませてくれます。
一瞬悲観的になったりゾンビ同士の仲間意識などにじんわりさせられる
シーンもあったりするのですが、そこはやはりコメディゾンビ映画、大部分は
ダレ場を作らず軽快なノリでお話が進んでいきました。
途中若者たちと合流する自称「超兵士」のおっさんゾンビの活躍や、
「パラダイス」を求めて彷徨う若者たちの活躍もあり、最後まで退屈させられる
ことはありませんでした。
どのキャラも悲しんだり疑ったり、感覚がずれちゃっているのはやっぱ脳も腐ってしまって
いるからなのでしょうか。
ゆるい感じのコメディが耐えられないという硬派なゾンビファンには向かない一作です。
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いつも楽しく拝見させて貰っています
(^-^)ゾンビ映画歴一年くらいの私ですが
simaさんのコメントは的確で参考になります!白黒の映像で始まりあれっ?と思いましたが見て行くうちになるほどと思わせる作品でした。笑 ボーリング場のシーンは多少強引でしたがご愛嬌ですね。笑 二つの視点のギャップが楽しめる作品でした(^-^)/
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>>taki さま
ありがとうございます~(^^)
全体的にはいい感じですがところどころ出来の悪いコントを見ている感じでしたね☆
でも、コメディゾンビ映画はそこが可愛いんだな~~。