![]() |
ゾンビ・リミット Blu-ray (2015/02/04) エミリー・ハンプシャー、クリステン・ホールデン=リード 他 |
★★★☆☆
幸せなカップルのケイトとアレックス。ケイトは、ゾンビウイルスに感染した患者“リターンド”を
サポートする病院で働いている。リターンドの保護に反対する人々も多く、過激なグループは暴動を起こしていた。
そして、まことしやかに囁かれる噂が出回る。ゾンビウイルスを抑制するワクチンの残数はあと僅かである、と。
ケイトとアレックスは、大量のワクチンを抱えて逃亡することを決意。
ワクチンが無くなっていく恐怖、政府に発見される恐怖に怯える二人だが、本当の恐怖は別の所にあった。
完成されたゾンビドラマ。
ゾンビが過去のパンデミックで世界中を侵したある種の病気として描かれ、
主人公の恋人を始めとする多くの人間は、過去に発生したゾンビウィルスの
保菌者「リターンド」であり、特殊な薬品で体内のゾンビウィルスを抑制し、
人としての生活を送っています。
しかし、中にはゾンビウィルスの保菌者を差別的かつ暴力的に扱おうとする
ものもおり、いくら薬品があっても安心できる生活は遠いものだった。
社会情勢により抑制薬の数も減少していくが、リターンドを保護し
治療の解明にあたる施設が勤め先であるケイトは、あらゆる手を駆使して
恋人アレックスのためにワクチンを手に入れていく。
とは言え抑制薬の数には限界が。
その上社会はますますリターンドに対しての扱いがひどくなる一方。
二人は親友の作家夫婦にすべてを打ち明け、かくまってもらうことになる。
ここで、親友夫婦まさかの裏切り。
実は親友夫婦もリターンドであり、ケイトが生活や仕事を犠牲にしてまでも
手に入れた抑制薬を持って逃亡してしまった。
まさに万策尽きたケイトとアレックス。残された僅かな時間の中で彼らが
たどり着く結末は?
的な感じでゾンビが白木屋、いや、ワラワラ出てきてどんぱちかますような
映画ではないですので通常のゾンビ映画を欲する方には向いていないかも。
ただ、サスペンスとしての完成度は高く、一定の評価がある作品かと思います。
ラストシーンの無常さや、その後の狂気を感じさせるような終わらせ方は
なかなかに楽しむことが出来ました。
余韻の残し方としてはもっとちがう見せ方もあったかもしれませんが
こういうわかりやすいのもいいですね。
たまにはこんなゾンビ映画もいかがでしょうか~ってことで!
コメントを書く