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かぞくはじめました Blu-ray & DVDセット(初回限定生産) (2011/07/20) キャサリン・ハイグル、ジョシュ・デュアメル 他 |
★★★★☆
親友・アリソンの勧めで恋人・ピーターの親友のメッサーとデートに出かけたホリー。
しかしまったく気が合わず、デートは中止になる。犬猿の仲のホリーとメッサーだが、
アリソンとピーターが結婚して、イベントの度に顔を合わす羽目に。そんなある日、
アリソンとピーターが交通事故で帰らぬ人となる。二人の遺児・ソフィーの後見人には
ホリーとメッサーが指定されており、二人は一緒にソフィーを育てる事となる。
キス&キル、ロズウェルで知られるキャサリン・ハイグルと、トランスフォーマー
シリーズで活躍中のジョシュ・デュアメル主演のロマンス・コメディ。
一度はそれぞれの親友達の紹介でデートに挑んだホリーとメッサーだが、
あまりの性格の不一致によりデートすら始められずに断念。
その後も親友を通して腐れ縁とも言える友人関係に合った二人。
しかし、親友夫婦の突然の事故死により状況が一変することに。
【 遺言状 】
「俺らに何かあったら娘のソフィーをよろしこ。」
というわけで突然親友夫婦の一人娘を託されたホリーとメッサーだが、
簡単に承知できるものではない。
どうにかして窮地を脱却したい二人だが、親友夫婦の意思を尊重したい
彼らは、ソフィーの幸せのために”仮の家族”として生活することになるが…。
非常に面白いですね。
もしも自分だったら…と考えながら見るのも楽しいと思います。
それぞれが大切にする仕事や生活がありながら、親友夫婦の娘を育てなければ
ならない葛藤、でもそこにはどうしても情が生まれてしまいます。
その情が愛情に変わることが出来ればとっても素敵ですね。
この映画では、主役二人の関係が様々な山場を迎えていくのがとても楽しいです。
適当で体育会系なメッサーは真面目で几帳面なホリーとは当然の如くうまくいかない、
でも彼女の真摯で率直な姿勢にひかれていきます。
ホリーも、メッサーがもつ本当の優しさや亡き親友への想い、そして温かい人間らしさ
に惹かれ、次第に本当の家族のような関係が生まれていきます。
そんなヒューマンな流れを組みながらもコメディ要素がたっぷりの今作。
慌てふためく主人公”家族”を取り囲むご近所の皆さんや職場の人々が、
意外とコミカルで飽きさせないですね。
特にジョシュ・ルーカス(『ステルス』、『ポセイドン』)演じるホリーが
憧れていた医師サムのキャラクターが素晴らしくかっこ良かったですね。
噛ませ犬的なポジションは残念ですが僕が女性なら彼を選んだことでしょう。
二人の生活指導員さんも実はコミカルで大好きです。
見ごたえがあるドラマティック・コメディでした。おすすめします。
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