セレンディピティ~恋人たちのニューヨーク~ [DVD] (2006/06/23) ジョン・キューザック、ケイト・ベッキンセール 他 |
★★★☆☆
12月のニューヨーク。クリスマスの買い物客で賑わうデパートで、偶然同じ
カシミアの手袋をつかんだジョナサンとサラはすぐに惹かれあうが、今の2人は
それぞれに恋人がいる。お互いに特別な何かを感じた2人は、これが運命かどうか
確かめることに。しかし偶然は逆方向に働き、ジョナサンはサラの苗字も知らない
まま別れてしまう。数年後、結婚を控えたジョナサンはふとサラのことを思い出す。
サラもまた、恋人のプロポーズを受けながらもジョナサンとの出会いを思い出していた…。
ジョン・キューザック(『オフロでGO! タイムマシンはジェット式』、『2012』など)
ケイト・ベッキンセイル(『ホワイトアウト』、『アンダーワールドシリーズ』など)
ジェレミー・ピーヴン(『ロックンローラ』、『スモーキンエース』など)
ブリジット・モイナハン(『世界侵略: ロサンゼルス決戦』、『アンノウン』など)
納得いかない。
さて、互いに恋人がいるにもかかわらず、同じ日に繰り返された偶然の再開に
テンションの上がってしまった二人はあるゲームを行います。
ジョナサンは5ドル札に連絡先を、サラは同じく連絡先を持っていた本に記し、
5ドル札は直後に売店へ、書籍は古本屋へと流通させるというもの。
これが運命の出会いならばいつの日か互いにこれらの連絡先にめぐり合うというのだ。
しかし、二人は再会することはなく、数年の月日が流れていきます。
時はたち、恋人との結婚を控えたジョナサンは、ふとあの日出会った名も知らぬ
女性を思い出していた。サラもまた、ミュージシャンとして活躍している恋人の
プロポーズを受けながらもジョナサンとの出会いを思い出している。
二人はそれぞれ、結婚前の最後の冒険として互いを探す旅をはじめる。
出会いの日の記憶とキーワードを辿る二人…。果たして奇跡の再会は?
何だこいつら。
ジョン演じるジョナサンの恋人はブリジット・モイナハン演じるハリー。
芯のある真面目な美人さんであり、何より主人公との結婚を望んでいます。
そしてケイト演じるサラの恋人はジョン・コーベット演じるミュージシャン。
彼もまた、実績のあるミュージシャンであり、真面目にサラを愛しています。
上の空となっている彼女を見た彼は”自分がしっかりしていないから”などと
勘違いをしてしまうほど良い奴…。なんともかわいそうである。
そして、二人の運命探しの冒険に付き合わされたそれぞれの親友たち。
ジョナサンの親友ディーン(ジェレミー・ピーヴン)はキャラも演技も素晴らしい
ですし、サラの親友イヴ(モリー・シャノン)も良き理解者です。
にも関わらず。勝手な運命探しに奮闘する二人。
ええのか?ええのんか?
★★ 以下、怒りのネタバレ警報 ★★
さて、前述の通りいろんなつてから互いを探しまくる二人。
ジョナサンは結婚式の準備もせず、式の当日もすっぽかす始末。
サラもプロポーズを承諾しておきながら運命探しに大忙しです。
割りとコミカルなシーンも多いので救われていますが、こんなことを
大まじめにやられたら溜まったもんじゃありません。
で、結局出会う二人。当然ですよね。映画だもん。
その後どうするかというと何事も無かったかのように恋人になる二人。
なんとハッピーエンド。大団円状態。マジかこいつら。
こうして、一切の落ち度もない互いの婚約者に一生ものの傷を残したまま、
これらのキャラクターに救済もなく映画は幕を閉じます。
他の再会のさせ方は無かったものか…互いの婚約者も幸せにさせる
ことは出来なかったのか…実に後味のよろしくない作品です。
コメディ映画と割りきって見られればそれなりの面白さではありますがね。
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ほんっとこいつら許せません。優柔不断にも程があるというか。
これで再会できずに結婚していても、結局気持ちの整理ができずに引きずってましたよね。最悪、子供が出来てから再会して不倫なんて事に・・・。
婚約者たちはただのキープかよ!って怒鳴りたくなっちゃいました。この作品を観てから”セレンディピティ”の言葉の意味が、周りを振り回す優柔不断な人の事のような気がしてしまいます(笑)
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>>宵乃さま
全くでございます^^
これで会えなければ諦めがつく…見たいな物言いがとんでもない。
諦めて仕方なく結婚される側は…怒り心頭ですよ(笑)
この作品で感動する人が米国にはいるのでしょうか(^^;)