ダーケストアワー 消滅 2枚組ブルーレイ&DVD&デジタルコピー(初回生産限定) [Blu-ray] (2013/02/06) エミール・ハーシュ、オリヴィア・サールビー 他 |
★★★☆☆
ビジネスチャンスを求めてモスクワにやってきた若き起業家のショーンとベンは、
訪れたナイトクラブで突然の停電に見舞われる。外に出ると空から無数の光が降り注ぎ、
地上に降り立った光は姿を消し目に見えなくなるが、それに触れた人間は跡形もなく
粉砕されてしまう。その正体は地球侵略のためにやってきたエイリアンで、すでに世界各国で
侵略が始まっていた。ショーンとベンは侵略者から世界を守るため見えない敵に立ち向かうが……。
エミール・ハーシュ(『ミルク』、『スピード・レーサー』など)
マックス・ミンゲラ(『ソーシャル・ネットワーク』、『アレクサンドリア』など)
らが出演するSFスリラー。
なかなか良かですばい。
個人的にエイリアン襲来まえに怖いシーンが一つありました。
というのも、主人公の二人はアメリカから意気揚々と自分が考案したWEBサービスの
ビジネスプランを引っさげてロシアまでやって来るのですが、それまでのビジネス
パートナー的な存在に裏切られ、すべてが無駄足に終わるところからスタートします。
うーんこれは怖い。
「パクってサーセンwでも守秘義務してなかったお前が悪いww」
一見超悪党ですが確かに言い分は正しいんですよね。
商売の一部でアイデアとかビジネスプランを抱える方は注意が必要です。
さて、内容としましてはその後姿の見えない透明なエイリアンが突如地球に
侵略してくるという流れになります。
このエイリアンがなかなか強烈で、透明な上に凶悪なバリアーを身にまとって
いるのですが、人間はそのバリアーに触れた途端一瞬で塵にされてしまいます。
こりゃー大変、ってことで皆さんてんやわんやで逃げ出すわけですがこんな
敵に対抗できるわけもなく、主人公らが籠城から外に出た際にはスッカラカンの
モスクワが映しだされます。
この時の静か~~な感じは良かったですね。
その後、別の生存者やファンキーだが男らしい軍人グループなどと合流し、
対抗措置を練り始める一行。果たして反撃は叶うのか?というところです。
なかなか余裕を持った脚本なのか、登場するキャラクターにはしっかりと
役が付けられていて、ドラマ展開としてもそれなりに楽しめます。
特に発明家と一緒に生活していた女の子はたいそう可愛いですばい。
軍人さんたちも偉そうに振る舞うわけでもなく、基本的に祖国LOVEといった
愛しやすいマッチョさんたちでした。これは応援したくなります。
敵が基本的に見えない分、CGも少なくてすみますしなかなか考えられた
作品なのかもしれませんね。
全体的に地味な映像ではあるかもしれませんが、こういったサバイバル的な
映画が好きな方にはマッチしてくると思います。
「リセット」なんかが好きな人にはおすすめしたいですね。
ビジュアル的には近いものがあるかもしれません。
この映画では敵が近づくと電気がつきますが、「リセット」では逆でしたね。
私としては予算の使いドコロを知った良いSFスリラーだったと思います。
ラストはよくある終わり方ですがなんだかかっこよかったのでよしとします。
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