ミッドナイト・ミート・トレイン

ミッドナイト・ミート・トレイン
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ミッドナイト・ミート・トレイン アンレイテッド・エディション [DVD] ミッドナイト・ミート・トレイン アンレイテッド・エディション [DVD]
(2011/03/18)
ブラッドリー・クーパー、レスリー・ビブ 他

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★★★☆☆

鳴かず飛ばずの写真家レオンだが恋人と幸せな生活を送っていたが、そんな彼に
有名画商を通じたチャンスが訪れる。さらなる印象を持った写真が必要となった彼は
ある日地下鉄の構内でチンピラに絡まれている女性の様子を撮影し助ける。
高い臨場感を持った作品は高評価を受けたが、助けた女性が行方不明になったことを新聞で知り…。

監督のせいか。脚本のせいか。原作の限界なのか。

ヘルレイザーなどで知られるクライヴ・バーカー原作の本作。
ブラッドリー・クーパー演ずる誠実な写真家が、深夜の地下鉄を中心に
得体の知れない事件に巻き込まれます。
私も大好きな彼が売れる前の作品ですね。役の内容は『ケース39』並に
救いようがなかったです。

深夜、人もまばらな地下鉄内で暗躍するのはヴィニー・ジョーンズ演ずる殺人鬼マホガニー。
昼は精肉工場で働き、夜はハンマーやフックを片手に残虐な殺人を行う無機質な男。
彼って『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』出演以前は
サッカー選手なんですよね、しかも一流といっていいぐらいの。

そのヴィニーさんの演技以上の見所は特に無いです。
ゴア表現に多少こだわった感があり、状況と身の回りに起こっていることの
質感が伝わってきます。
ただ血は出すぎです。ブシュシュッどばどばぁ~という感じなので苦手な方は
要注意ですのよ。

日本でいうところの都市伝説チックなストーリーの本作ですが、クライマックス以降の
『はてな?』感が否めませんでした。
敬愛する地獄のミサワさん風に言えば『あぁ~、そっち?そっちいっちゃうんだ、へぇ~』
という感じのちょっと肩透かしを食らったラストを迎えます。

ところどころにちりばめられた伏線もほったらかしというかなんというか。
監督が『あずみ』などで知られる北村監督だったのですが…もうちょっと何とか…ゲフンゲフン。

これならまだ『0:34 レイジ34フン』のほうがお勧めかも。



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