エージェント:ライアン

エージェント:ライアン
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エージェント:ライアン ブルーレイ+DVDセット(2枚組) [Blu-ray] エージェント:ライアン ブルーレイ+DVDセット(2枚組) [Blu-ray]
(2014/08/06)
クリス・パイン、ケヴィン・コスナー 他

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★★★☆☆

ウォール街にある投資銀行のコンプライアンスと経済テロ阻止を目的としたCIA情報
分析班のアナリストという、二つの顔を持つジャック・ライアン(クリス・パイン)。ある日、
モスクワの投資会社チェレヴィン・グループの不審な動きをキャッチし、上官ハーパー
(ケヴィン・コスナー)にエージェントの現地派遣を要請する。しかし、彼から返ってきたのは
ライアン自身による調査命令だった。チェレヴィン・グループへの監査を装ってモスクワへと
飛んだライアンだが、そんな彼に同グループの警護員が襲い掛かってくる。

クリス・パイン(『スター・トレックシリーズ』、『Black & White/ブラック & ホワイト』など)
キーラ・ナイトレイ(『パイレーツ・オブ・カリビアン』、『ドミノ』など)
ケビン・コスナー(『ウォーターワールド』、『Mr.ブルックス 完璧なる殺人鬼』など)

いやぁ久々に見たエンタメスパイ映画。
冒頭20分で大学生から海兵隊、任務中の大怪我からの復帰を果たしてCIAという
コンボを叩き出すところはやはりライアンシリーズらしいところ。
それであっても頭脳の高さや身体能力、愛国心などが垣間見えるシーンがところ
どころに盛り込まれていてキャラ作りにも余念がない感じです。
これがトム・クランシーらしさなのでしょうか。

今作はアメリカ対ロシアの背景で行われるテロ行為の阻止というのが主題に
なってくるのですが、内容は壊滅的な経済危機を誘発するための為替操作や
国際企業の調査が行われる前半は至って地味。

痩せ過ぎのキーラ・ナイトレイ演じる恋人のウザさも感じつつ突入する中盤戦で
物語が大きく動き始めます。調査官的な立場だったライアンもだんだんとエージェント
として活躍していくようになりますし、持ち前の頭脳プレーを発揮します。

爆破テロと経済テロの双方が平行する今作ですが、解説っぽく状況の説明を
するシーンもある親切設計なのでついていけなくなることはないと思います。

ただ、そのお陰でケビン・コスナーの渋さや実力者っぽいムードが全然目立ってなく、
なんだかおまけ感が強いキャラクターでした。

いい意味でもありきたりでよくあるシーンが詰め込まれた作品でした。

・敵に到着される寸前にデータを抜き取るシーン
・恋人の拉致
・爆発まで数秒の爆弾を川へ落とすところ
・声だけ聞こえる大統領 

など、あるある満載の本作ですが本当久しぶりのエンタメ映画なので満足しました。

本当は今年も結構有名作品を見てはいるのですが、なかなかそれを
覚えておいて書いたりするのがちと大変。
自分で覚えておくためにも記事にしておきたいのにどんどん作品内容が
忘却の彼方へ。。。いかんですねぇ。



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