アドレナリンRUSH

アドレナリンRUSH
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アドレナリンRUSH [DVD] アドレナリンRUSH [DVD]
(2014/11/05)
ブレッド・ダヴァーン、ボー・マーショフ 他

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★★★☆☆

ダニー・クルーガーは、己の力のみで成り上がった孤高のドラッグレーサー。
その実力でレーサー教育の名門“ファースト・レーン・レーシング・アカデミー(学校)”に入校
することになった彼は、アカデミーで世界中の才能ある若者たちと争うことになる。
アカデミーでの過酷なトレーニングとレース漬けの毎日は、若者たちの間に軋轢を生み、
やがて喧嘩代わりの公道カー・バトルへと発展する。
しかし、それは事故という悲惨な結果を招き、ダニーはアカデミーから指定されチームを
組んでいた大切なパートナーを失うことになる。パートナーを失いアカデミーから退学を
迫られた彼は、アカデミーに残る条件として、憎しみの残るかつてのライバルと、チームを組むことを強要される。
そんなある日、プロのレーシング・チームからかアカデミーへ、1流レースへの招待が届く。
アカデミーより名乗りをあげられるのは、トップの1チーム・2人のみ・・・ 今、壮絶な戦いが始まる!

FT86よりもセリカの映画。

最近ハマりぎみなBクラスのカーアクション映画ですね。
とはいえこの作品、そこそこに作りが良い。そして日本人向けの
カーアクション映画とも感じました。

と、いうのも主人公が夢を追いかけて入校するファースト・レーン・レーシング・
アカデミーというレーサーの学校は、おそらくTOYOTAがメーンスポンサーとなっている
設定で、教習用の車もオールトヨタ、っていうかセリカ。セリカ映画と言っても過言ではない。

にも関わらず冒頭とラストの大事なところではスバル。スバルなのであります。
なんでFT86ではなくBRZを採用したのかを問いただしたいところではありますが
日本車がこうして登場してくることには喜びを感じます。

物語としましては非常によくある青春ストーリーが展開されますが決して
濃い味ではなく、あまり記憶に残らない程度の薄味で展開されます。

入校してライバルたちとの差に愕然とする主人公。それをあざ笑う憎きライバル。
意地の張り合いが発展したレースの事故でパートナーを失ってしまった主人公。
そんな彼の新たなパートナーとして指名されたのはかつての因縁のあるライバルだった。
窮地に立たされる主人公を恋人が心配して応援に駆けつけるも素直に受け止めきれず喧嘩してしまう。

悲運のどん底の主人公は、奇しくも因縁のライバルとともに自らの進み方、そして
レースの勝ち方を再び見つめなおす。やがて強まる絆、互いの弱点を補いつつ
勝利へ向かい切磋琢磨二人が辿り着くゴールとは?

という感じで本当もう気持ちのいいぐらいあるある映画です。

ただ、こういうクサイの嫌いじゃないんですよね。
一番好きなのはライバルがだんだんと理解者・相棒として変わっていく様ですね。

翼と小次郎、カカロットとベジータ、アムロとシャア、花道と流川などなど、男心を
くすぐるのはやっぱりライバルの存在でしょうよ。どうよ。

最後の方はレースものなだけに駆け足になっちゃってますがまぁまぁ楽しめました。
迫力、ドラマ、キャラクター、どれも薄味ですが車好きの方はどうぞ。


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