バトルフィールド・アビス [DVD] (2011/05/03) バリー・ボストウィック、レニー・オコーナー 他 |
★★★★☆
1969年、北極海で米潜水艦が何者かに破壊された。若き日のエイハブは片足を失い、
薄れゆく意識の中で巨大な“白い悪魔”を目撃する。そして2010年、最新鋭原潜
ピークォド号の艦長となったエイハブは復讐のため、執念で《白鯨》を追い続けていた。
だがエイハブの独断専行を軍司令部は許さず、エセックス号に追跡を命じる。北太平洋、
ピークォド号はついに白鯨を捕捉した。全長150メートルの巨大な海の魔王。
白鯨はエセックス号を撃沈、猛スピードでピークォド号に迫る。果たして決着は…?
おいどうするよ面白いぞこれ。
『あぁん?生き物?なんでもいい!でっかくしちまえ!』という豪快さが売りの
アサイラムのモンスター映画シリーズです。
今回は鯨です。鯨はもともとデカイだろうですって?おいおいアンタ背中がすすけてんぜ?
この映画のメガ鯨さんは鯨を丸呑みにするデカさの怪物くんです。
もちろんCGが綺麗なわけは無い、戦闘シーンもCG丸出し。
だがそんな質感は予告編やパッケージの裏で十分に分かっていることなの。
『悲しいけどこれ、B級なのよね』それが分かってこそ楽しめるというものよ。
主人公エイハブ船長は白鯨への復讐に取り憑かれているので部下にも米国本部にも
迷惑かけっぱなし、そんなもんだから味方の艦からも攻撃されそうになるわけです。
ただ彼の演技(今回は吹き替えで見ちゃいました)はなかなかのもので周りの演者も
いいもんだから割と作品に引きこまれてしまいました。
クライマックスでは白鯨をある環礁に追い込むのですがこの辺も面白い。
『艦長!ここではこの艦も座礁してしまいます!』
『じゃあボートで白兵戦しようか』
『『な、なんだってー!?』』
うーん、大馬鹿だけどたまりませんねー。
まぁ大元の『白鯨』のエイハブさんもクレイジーガイですもんね。
また、普通潜水艦とか海中の生物の場合暗い海の中でごまかしながらの映像が多いのに
このクジラさんは映画前半からサービス満点の露出具合です。
あ、CGも荒いとはいってもなかなか迫力のある映像でしたよ。
B級メガモンスターファンならかなりの水準で楽しめると思います。
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