猿の惑星:創世記

猿の惑星:創世記
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(2012/02/22)
ジェームズ・フランコ、フリーダ・ピント 他

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★★★★☆

アルツハイマーの薬を研究しているウィルは、チンパンジーに新薬を投与する。
目覚ましい知能の伸びを見せたメスのチンパンジーがいたが、彼女は暴れだし、
射殺されてしまう。妊娠していた彼女が産み落とした赤ん坊チンパンジーを
育てていたウィルは、シーザーと名付けた彼に高い知能があることに気付く。
ある日、アルツハイマーを患うウィルの父親が隣人ともめているのを見たシーザーは、
彼を守ろうと暴れ、霊長類保護施設に入れられてしまう。

ジェームズ・フランコ(『グリーン・ホーネット』、『デート&ナイト』など)
フリーダ・ピント(『スラムドッグ$ミリオネア』など)
ジョン・リスゴー(『シュレック』、『ペリカン文書』など)
ブライアン・コックス(『RED/レッド』、『ゾディアック』など)
トム・フェルトン(『ハリポタシリーズ』、『ナイト・ウルフ』など)

まさに人気シリーズの創世たる本作。
猿が進化した理由はココにあったのですね。感慨深いです。

ジェームズ・フランコ演じるウィルが開発するアルツハイマー特効薬”ALZ112″。
この薬の作用によってチンパンジーが高い知能を持ち出すのがことの始まり。
ALZ112の臨床試験目前に起きたタイミングの悪い事故の生き残りである
赤ん坊チンパンジーに”シーザー”と名づけ家族として一緒に生活するウィル。
また、同時に自宅で研究を続けていたALZ112により、アルツハイマーで苦しむ父親
をも治癒し、幸せに暮らしています。

しかし、知能の高さは感情の豊かさにもつながるんですね。
野生の本能と家族への愛の深さに葛藤するシーザーの表情が印象的でした。
CGのクオリティはちょっと不気味でしたけど。

その後、ある事件をきっかけに霊長類保護施設へ収監されるシーザー。
ウィルら家族と離れることに深い悲しみを覚える彼ですが、ここで猿としての
仲間を多く見つけることになります。

この辺りのシーンで登場するドッヂ・ランドンの性格の悪いこと悪いこと。
演じるトム・フェルトンが可哀想になってしまいます。

そろそろ性格の良い役を与えてあげて。
ちなみにドッヂ・ランドンという名前にはシリーズへのオマージュが…。

さて、その後のシーザーの行動、及び映画としての流れは急激に進んでいきます。
めちゃ駆け足なので置いていかれないようにしなくてはなりません。
決して猿たちの絆や知能の異様な急成長などに突っ込んではいけません。

しかし後半に登場したすんごい悪い顔したチンパンジーは見た目とは
裏腹にさほど活躍するシーンはなかったですね。

ラストはそれまでの伏線の回収といったところ。
原作では核戦争による人類の滅亡、そして猿への世代交代が示されていたが
今作のラストからもそれらを想像することは難しく有りませんね。

スタッフロールのキャストクレジットのトップが「Apes」ってなってるのが
ちょっとにやりとしてしまいました。ほぼCGでしょうけど。

一番にやりとしたのはTVのニュース映像でイカルス号の出発と失踪が
映し出されるところですね。
シーザーの部屋に自由の女神があるのも…ナイスですなぁ。

これまでのシリーズと比較するとかなりライトな内容ですが面白かったです。



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