ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル

ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル
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(2012/04/27)
トム・クルーズ、ジェレミー・レナー 他

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★★★★☆

IMFエージェントのイーサン・ハントは、ロシアのクレムリンに潜入し、
コバルトという男の情報を取り戻すというミッションに参加する。しかし、
彼らの潜入中に何者がクレムリンを爆破してしまう。IMFの犯行とみなすロシアとの
関係悪化を恐れ、米国は“ゴースト・プロトコル”を発動し、IMFの機能を停止させた。
しかし、コバルトが核戦争の勃発を計画している事に気付いたイーサンは、チームの
4人だけでコバルトを追うのだった…。

トム・クルーズ(『ナイト&デイ』、『ワルキューレ』など)
ポーラ・パットン(『ミラーズ』、『デジャヴ』など)
サイモン・ペグ(『スター・トレック』、『ショーン・オブ・ザ・デッド』など)
ジェレミー・レナー(『ザ・タウン』、『ハート・ロッカー』など)

これは十分に面白い。

シリーズ最長130分超えの内容ですが間延びするシーンも少なくて
内容の濃ゆいアクション映画ですね。
たまに見ているこっちの呼吸もコントロールされてしまいそうな感情の
抑揚や緊張感を感じることが出来ました。

突っ込みどころの多さでもシリーズナンバーワンかもしれません。
でも、それをひっくるめて楽しませるパワーを感じました。
この映画がつまらないとなると今後のアクション、エンターテイメントで
心を満たしていくのは難しいかもしれませんね。
ただ、大ドンデン返しや超絶トリッキーな頭脳戦をご期待の方や、濃ゆい
シリアス路線をご期待の方には物足りなくなるかと。

純粋にアクションやギミックを楽しむ。

物騒な話が好きというわけでは無いですがロシアのクレムリン爆破
シーンなどは高度な映像技術も相まって迫力満点ですね。
ドバイタワーでの各種アクションシーンもハラハラものです。
私は高所恐怖症なので考えただけで気が遠くなりそう。
砂嵐を効果的に使ったアクションや緊迫の追跡劇などもおすすめ。

シリーズでは定番となったトンデモメカニックについて、今作でも
しっかりと楽しませてくれます。
思わず感心してしまうハイテクマシンの構造や笑ってしまうほどの
性能に、特にメカ好きの男性は目を輝かせることでしょう。

それにしても今回いろんなマシンが壊れすぎですが。

キャラクターも味わっとこう。

今回も敵味方含め癖のあるメンバーが集まっています。
これまでややトムよりのシーン構成や脚本に偏りがちだったMIシリーズ
ですが、今回はいろんなキャラクターが楽しませてくれます。
ポーラ・パットンのいまいち座りの悪いキャラも、逆を言えばいろんな
表情で楽しませてくれますし、サイモン・ペグのわかりやすいお笑い担当
にもハマりやすい。
これまでの出演作品から、一癖あるだろう、むしろ最後に悪役に…なんて
予想されたジェレミー・レナーは、今作では妙に人間臭い可愛らしい表情を
見せてくれます。なんていうか…萌えます。

おまけ程度に用意されていたロシア警察の人々もまぁまぁ好きです。
まるで銭形のとっつぁんのようでしたね。

個人的に最大の突っ込みどころは敵のボスが強すぎるという点。
元特殊部隊とか元KGBとかではなく、ちょっとイカれた元大学教授のテロリスト
という位置づけなのに体術も足の速さもカーチェイスもご立派。

一体何をやれば倒せるんだという不思議なキャラクターでしたね。
彼は彼なりの「義」によって立っていたのでしょう。

なんにせよエンタメアクションとしては十分に及第点と言えます。
次回作があるならば早めにお目にかかりたいところ。
トムのアップや体づくりにも限界が来てしまいますからね。。。



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