EATERS イーターズ

EATERS イーターズ
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EATERS [DVD] EATERS [DVD]
(2011/06/03)
グリエルモ・ファヴィーラ、アレックス・ラックチェシ 他

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★★★☆☆

世界はゾンビの大群に支配され、その感染によって人類は壊滅状態に陥っていた。
イゴールとアレンの2人のゾンビハンターと、人類に何が起こったのかを調べている
科学者のジャイノ達は要塞の様な建物の中の研究施設とシェルターに住みついていた。
ゾンビの駆逐と捕獲を繰り返す毎日だったが、彼らをさらなる狂気が待ち受けていた。

ハゲがカッコイイ。

良いですねぇ。イタリア産のゾンビ映画です。
なのでこの日はイタリアワインを楽しみつつ観賞しようかと・・・。
半分飲んだところで『チリ産』の文字が。んー!かまわん!かまわんよ!

発生時後のパターンです。事故などによるゾンビ大発生からスタートする映画も多いのですが、
こういう最初っから世界に絶望感が漂っている映画も好きですね。
『ローマ法王が自殺しました』なんて大胆なニュースが流れる作品ですので期待も高まります。

なんでも女性が殆どおらず、出生率もパ・リーグの防御率の如く低くなっている世界。
冒頭からかなり汗臭い、男臭い雰囲気で物語が始まります。
基本的にスポットが当たっているのがイゴールとアレンのゾンビハンター二人。

イゴールはやや喧嘩っ早いが腕っ節が良く洞察力のある面も見せてくれる良キャラで、
スキンヘッドにおしゃれヒゲという屈強な容姿で大活躍。
アレンは冷静でムダな争いは避けたいタイプ。病気に感染した恋人を思いながら、日々
生き延びています。

眠たい映画と言われてもしょうがないくらいの浮き沈みの無さで物語が進みますね。

ヒトラーもどきを信奉するネオナチ集団や、クレイジーな画家、マッドサイエンティストなど
魅力的なキャラクターが登場するのですが、あまり本筋に絡んでこないのでオマケ程度かなと。
ただ、逆を言えばテンヤワンヤが無い分、暗い世界観を楽しめたとも言えます。
案外ああいう展開のほうがリアルなのかもね。

ゾンビも他と比べそんなに強くなく、本筋自体も派手さの少ない静かな展開ですが、
僕的には最後まで味わえた作品です。



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