レア・エクスポーツ 囚われのサンタクロース

レア・エクスポーツ 囚われのサンタクロース
Pocket

レア・エクスポーツ 囚われのサンタクロース [DVD] レア・エクスポーツ 囚われのサンタクロース [DVD]
(2011/11/11)
オンニ・トンミラ、ヨルマ・トンミラ 他

商品詳細を見る

★★★☆☆

フィンランドの山奥の村で、父親と暮らす少年・ピエタリ。彼は昔の書物から、
サンタクロースが本当は恐ろしい存在だと知る。その頃、彼の家からほど近い
ロシアの山の中では、多国籍企業により、何かの発掘調査が行われていた。
発掘調査をのぞいたピエタリは、彼らが埋められたサンタを掘り出そうとして
いることに気付いてしまった。やがて、森の中でトナカイの死体が大量に発見され…。

ツタヤ限定レンタルのフィンランド映画です。
サンタクロースの国フィンランドがやらかした感じの映画です。

冒頭、ある企業が採掘する山で不思議な空洞が発見される。
なんとそこは長年探していた“サンタクロース”の墓だというのです。

しかし、影でその光景を観ていたピエタリ少年は、昔の書物を読み、
実はサンタの正体は悪魔的で恐ろしい存在なのだと知ることになります。
日本のなまはげをもっと悪くしたようなやつ』だと思えばいいです。たぶん。

その後、彼らの暮らす集落の年行事であるトナカイ狩りが行われます。
彼らにとって重要な収入源であり、大切な日となるはずだったのですが、
肝心のトナカイたちは、何者かによって全滅させられていたのです…。

原因追求の為に国境を越え、例の”サンタの墓”へと足を踏み入れる一行。
特に収穫もなく、見つけたのは不可解な『穴』だけ、すぐに村へと引き返す
一行ですが、ピエタリ少年だけはその穴こそ邪悪なサンタの存在を裏付ける
証拠
だと認識しますが周りの人々は彼の話など相手をしてくれません。

一方、トナカイ全滅の犯人探しに用意した罠に何者かが掛かり、倉庫へ運び込まれます。
それは”老人”。しかし身分証を見ても違和感が…この老人との出会いから物語が
急転していきます。

果たして”サンタの墓”の真実とは。サンタクロースの存在とは…?

はい、正直ちょっと好みではありませんでした。

終始淡々と進んでいくもんでテンションの上げどころがよくわかりません。
絵的には綺麗ですし、ロケーションもOK。ホラー要素も含まれていて、
ブラック・ファンタジーと呼ぶに相応しい内容なのですがきっともっと上手に
作れたのではないでしょうか。

いや、きっとこれは私のようなミーハーさんではなく、もっと広い知識で
映画を楽しめる方向けなのかもしれません。

もしくは昨夜は結構呑んだので話が入りにくかったかも。

とにかく、目の付け所はさすがサンタの国、といえる作品ですが、見る人を
選ぶブラック・ファンタジー作品だと言えます。
クライマックス以降もぴょこっとは盛り上がれます。
子供が主人公じゃなかったら全体的にもっと変わった映画になったかもですね。

ご興味のある方はぜひご覧いただき、感想をご一報下さい。



ファンタジー・冒険映画カテゴリの最新記事