センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島

センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島
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センター・オブ・ジ・アース [Blu-ray] センター・オブ・ジ・アース [Blu-ray]
(2009/03/25)
ブレンダン・フレイザー、ジョシュ・ハッチャーソン 他

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★★★☆☆

17歳になったショーンの元に、無線で祖父・アレクサンダーからと思われる謎の
暗号メッセージが届く。ショーンは暗号が示す島に旅に出ようとするが、母親と
再婚した義理の父親・ハンクも一緒に行く事になる。ショーンとハンクはガイドの
ガバチョとその娘・カイラニと共に出発し、かつてジュール・ヴェルヌが描いた
“神秘の島”に辿り着く。無事にアレクサンダーとも会う事ができたが、
“神秘の島”はあと数日で水没する運命にあった…。

ドウェイン・ジョンソン(『ワイルド・スピード MEGA MAX』、『アザー・ガイズ』など)
ジョシュ・ハッチャーソン(『ダレン・シャン』、『センター・オブ・ジ・アース』など)
ヴァネッサ・ハジェンズ(『エンジェル ウォーズ』、『ハイスクール・ミュージカル』など)
マイケル・ケイン(『インセプション』、『カーズ2』など)
ルイス・ガスマン(『オールド・ドッグ』、『サブウェイ123 激突』など)

なかなか楽しいアトラクション映画。

前作でブレンダン・フレイザーとの名コンビで地下大陸で大冒険を繰り広げた
主人公ショーンは(ジョシュ・ハッチャーソン)は今作では義父(ドウェイン)に
パートナーを変え、”神秘の島”での冒険を体験します。

冒頭、思春期で暴走気味の息子と彼との絆作りに四苦八苦する義父という構図で
始まる物語、しかし掛け合いは軽めで必要だったかどうかもわからない内容で、
この映画の行く先を安易に想像させる内容でした。

実際、島までの展開はライトで安易なもの。
悪く言えば非常に軽い内容ですが良く言えば話の要点や映画として見せたい
部分をさっさと表現してくれるのでとても見やすい映画です。

キャラクターも単純明快でいいですね。

主人公ショーンは反抗期真っ盛り。勇敢というよりやや無鉄砲な性格
だけど可愛い女の子に弱いというちょっとウザめのキャラですね。

そんな主人公の義父ハンク役のドウェインは相変わらずのマッスルボディ。
見かけ以上にインテリで感もきく、その上ジョークや音楽も得意という良キャラ。

ヴァネッサ・ハジェンズさんはエンジェルウォーズのブロンディとは
打って変わって明るく活発なキャラクターに。少々気は強いけど可愛らしい
一面を持つヒロイン・カイラニを見せてくれました。
声が可愛いのも特徴的ですね。

今作でお笑い担当となるのがカイラニの父親ガバチョ。
演じたルイス・ガスマンはちんちくりんでかなり抜けた感じで楽しませて
くれましたが性格が真っ直ぐで娘思いな父親でした。
この親子のお陰でラストも余計爽やかに感じます。

ベテランマイケル・ケインが演じた主人公ショーンの祖父で冒険家の
アレクサンダーは陽気に見えるが偏屈で頑固者。
性質の違いからかハンクとはところどころで衝突することが多いのですが
まるで子供の口喧嘩のような争いに笑みがこぼれますね。

神秘の島、というだけあって展開される映像世界はなかなかのもの、
巨大な爬虫類や手乗りサイズの象をはじめとする未知の動植物たち、
そして摩訶不思議アドベンチャーなロケーションなど楽しめるポイントは多いです。

冒険小説をもとにした謎解きやキーワードが出てくるのも楽しいですね。
題材になった作品を幾つか調べておくと余計に映画が楽しくなりそうです。

物語が非常に単純ではあるのですがその分余計なことを考えずに目に
写ったものだけを楽しむことができました。子供にもよさげですな。

私はブルーレイで観賞しましたが3Dシアターで楽しんだ方はもっと
楽しめる作品でしょうね。



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