シャーロック・ホームズ シャドウゲーム

シャーロック・ホームズ シャドウゲーム
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(2012/07/04)
ロバート・ダウニーJr.、ジュード・ロウ 他

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★★★☆☆

ロバート・ダウニーJr.(『デュー・デート』、『アイアンマン2』など)
ジュード・ロウ(『コンテイジョン』、『レポゼッションメン』など)
ジャレッド・ハリス(『ザ・ウォード』、『ベンジャミン・バトン』など)
レイチェル・マクアダムス(『シャーロック・ホームズ』、『消されたヘッドライン』など)
スティーヴン・フライ(『アリス・イン・ワンダーランド』、『ワルキューレ』など)

やや展開が早い。

展開がジェットコースターな映画っていうのは観てる時は楽しいんですよね。
セリフ展開やキャラ構成がややわかりにくくなっても映画自体の気持ちのいい
テンポでそういうのが有耶無耶になってまいます。
心拍数より早いテンポの音楽に乗りやすいというのと同じで、なんだか楽しい
感じに時間を過ごすことができるんです。

でも、あとから「あれ?あのシーンはどういう意味だったんだっけ?」とか
「あのシーンは何に生かされたシーンなんだっけ?」という現象が発生します。
原作を読んでいるかどうかで随分と解釈が違う作品になりそうですね。

とはいってもさすがに人気シリーズ。
撮影スタッフや音楽スタッフも一流の面々で作られた笑いありアクションありの
エンターテイメント大作に仕上がっています。
各種キャラクターの個性も大事にされており、このキャラクターたちが織りなす
掛け合いやストーリー展開が最大の見所といった感じですね。

特に楽しいのはなんとってもホームズとワトスンの掛け合いでしょう。
単に言葉のやり取りを切り抜いても楽しいですし、役者同士も仲がよろしいので、
コント風味のシーンではしっかりと観客を楽しませてくれます。
また、腐女子大喜びのいちゃいちゃ加減も健在なのでそういうのが好きな方も、
存分にハァハァしてください。

知性派の流れをくむ作品でありながらアクション性も高く、今作でもホームズの
特殊能力的な格闘センスや撮影手法が登場します。
更に今作では迫力の銃撃戦や、ガトリングガンに迫撃砲に大砲まで飛び出す破壊
シーンも数多く登場しますので、120分超えの本作でも眠気に襲われることはないでしょう。

~~~ 以下、若干のネタバレ注意報 ~~~

さて、前作では謎の人物とされていたジェームズ・モリアーティ教授ですが、
今作では冒頭からホームズの宿敵として登場します。
モリアーティの片腕的に暗躍していたアイリーン・アドラーさんが序盤で退場
してしまったのは残念ですが、確かに本作の流れで彼女が活躍出来る場は少なかったですね。
悪役と味方役どちらの方にも変に傾いてはいけない存在ですし。
主人公を翻弄できる数少ない彼女ですし次回作にもしれっと登場しそうな感じがします。

次回作があるかどうかはまだ不明ですが、モリアーティ教授の腹心との対決が
残っていますし、その他モリアーティ兄弟との関わりなど、3作目への期待というのが
どうしても芽生えてしまいます。

今作のラストはなんとも映画仕様な感じの終わらせ方ですが、個人的には○です。
意味のない感じのアイテムをラストに持ってくるところはガイ・リッチーっぽい
小憎たらしさでしょうか。

なんにせよ見応えのあるエンターテイメント作品です。
複数回観て随所まで楽しみたいシリーズですね。



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