ボトム・プレデター
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ボトム・プレデター 地底に潜む生命体 [DVD] ボトム・プレデター 地底に潜む生命体 [DVD]
(2011/04/02)
トム・サイズモア、ウェンディ・アンダーソン 他

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★★★☆☆

廃墟となった病院の地下に閉じ込められてしまった人間達は
待ち受ける壮絶な死闘から逃れる事はできなかった…狩るか、狩られるか。
人間v.s.驚異の破壊力を持つ捕食怪物との生き残りをかけた戦いが今、始まる…!

ト、トムさん何してはるんすか!!??

ヒート』『プライベートライアン』『ブラックホークダウン』などで
抜群の存在感を見せているトム・サイズモア主演の本作。

私生活では近年、薬物絡みも含め荒れた感じの彼は46歳(H23現在)という実年齢以上に
老けこんだ印象を受けてしまいました。なんだかかなすぃ。

さて、正統派クリーチャー物と言いたい本作ですが、冒頭からうだうだとこれから
起こることの説明をしてくれます。
その反面、各自のキャラクター性がフワフワしてしまっているのが残念。
この辺のいい加減さは脚本全体に及んでいると思います。

今回のモンスターは『ネズミ+ワンちゃん+人』という合成クリーチャー。
体の様々な傷を癒す新薬の副作用により激しい空腹感に襲われる被験者は、
その時捕食する生物の遺伝子を取り込み、身体に著しい変化を及ぼす。

つまり、『うわー傷が治った、太田胃散いい薬です!でもすげぇ腹減る!パネェ!』
『こうなったらネズミでも犬でも喰ってやる!あ、あれ?体が獣っぽく…かゆい うま』
ということです。

モンスターの造形はまぁまぁなんですが動きに機敏さがないし人間臭い。
中の人が手を抜いているせいか獣っぽい怖さが伝わりません。
戦闘シーンも捕食シーンも他の作品より優れた点は特に見つからず…。

まさにBクラスのモンスター映画ですね。
まぁ、『モンスター登場→人を襲う』の構図さえあれば満足という人にはいいでしょう。

私みたいにね!!



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