マンドレイク 人喰い植物のえじき

マンドレイク 人喰い植物のえじき
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マンドレイク~人喰い植物のえじき~ [DVD] マンドレイク~人喰い植物のえじき~ [DVD]
(2011/11/02)
マックス・マーティーニ;ベッツィ・ラッセル;ベニート・マルティネス

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★★★☆☆

大富豪ハリーに雇われた探検家の一団は、南米のジャングルへ足を踏み入れる。
彼らはそこに眠る伝説の剣を見つけ出し棺から取り出す。しかしそれは原住民の
怒りを買い、命を狙われることに。そのうえ、ジャングルには何かが潜んでいた…。

安心の安定感。

Syfyチャンネルのモンスタームービーです。
ある大富豪の依頼を受けた探検メンバーが、中世時代にスペイン人の征服者が
残したナイフを探索します。
マッチョ、チャラ男、おばさん、メガネと個性的なメンバーが、大富豪に雇われた
伝達役のお姉さんの指示に従ってジャングルの奥深くへと入っていきます。

何やら不穏な空気を感じつつも明らかに軍隊上がりのマッチョが気転を
きかせつつ、学者グループの活躍もあってあっさり目的のナイフを見つけます。
しかし、目的のダガーがあるのは棺桶の中、そして中や外には古代の文字で
『ナイフ このままに 災い 死 かゆいうま』的な文章がありもう呪われる
感じまんまんです。

するとチャラ男ガイドすらビビる中、空気を読まないメガネがスポッとナイフを
抜いてしまいました。こらこらはしゃぎすぎだぞー。

写真を送ると大富豪も大喜び。みんなもあっさり報酬が決まってにっこり。
しかしそこに登場したのが武装した原住民、もちろん話は通じない。

一行の中で一番どん臭く、あっさり捕まってしまったメガネが出会ったのは
同じく大富豪が雇った探検隊の生き残りの女性。
まもなく彼女は『人喰い植物』への生贄として捧げられてしまう…。

果たして原住民と人喰い植物の関係は?棺桶のナイフの正体は!?

つまるところあのナイフはかつて侵略者を退治する森の神として崇められた
“植物のお化け”を封印していたナイフなんですね。
すでにそれは荒神と化し、原住民だろうが探検者だろうがお構いなしに襲います。
差別主義が生き残る現代において中々筋の通ったやつじゃないですか。

終始おふざけ無しで最後までなかなかシリアスな展開。
CGのレベルも低くはなく、安心して楽しめるクオリティかと思います。

一応一つの時間軸に対して色んなキャラクターの場面が並行するので
各所きちんと観ておきたいところです。



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