新アリゲーター 新種襲来

新アリゲーター 新種襲来
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新アリゲーター 新種襲来 [DVD] 新アリゲーター 新種襲来 [DVD]
(2014/03/05)
ジョーダン・ヒンソン、ヴィクター・ウェブスター 他

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★★★☆☆

野生のアリゲーターが多く生息するルイジアナ州の湿地帯。
その近くに住む一家は、密かに化学物質を川に廃棄していた…。
そしてある日、ワニを捕獲しようとした男が、とんでもないモンスターに襲われる!!
それは巨大化し棘のあるしっぽを持った、新種のアリゲーターだった! 男は無残にも
アリゲーターに丸飲みされてしまい、居合わせた警察官が銃で応戦を試みるが…。
新種のアリゲーターは次々と出現し、容赦なく人間を襲う!

星多すぎたような気がするけどまぁいいワニ。

さて、冒頭はなんだかブルーハワイみたいないかにも化学薬品って感じの
液体をじゃぶじゃぶ沼に流している男と狩りを楽しむおっさん二人の談笑からスタート。
お、でけえ獲物だと手を突っ込んだところ自分自身が何者かの餌になってしまう
というお約束のオープニングから始まります。

主人公は久々に都会から帰郷したヒロイン・エイブリー。
露出は少なめですがなかなか健康的で可愛らしい女の子です。
歓迎ムードで迎えられる広いんですが街自体はヒロインの親父も含めて粗暴で
教養も少なそうな人間ばかり、ただひとつの救いは唯一お利口そうな彼(元カレ?)の存在。

しかし、ヒロインの一家と彼氏の一家はいつ殺し合いが始まってもおかしくない
というレベルの犬猿の仲なのです。
この設定いるのかなと思いながら見ていましたがこんなのはただの序の口でした。
この映画、とにかくトンデモ設定で展開してくれます。

まず、序盤で撒いていた化学物質、何をつくろうかとしているというと「旨い酒」。
確かにもろブルーハワイみたいな色合いだったがどこをどうなったらこうなるのか。
すでに大きな間違いを犯していることを認識するにはちょっと脳みそが足らなすぎ。

そして肝心なのはワニ。もちろん化学物質によって変異したタフな巨大ワニです。
やや荒いCGながらも凶悪さが伝わるデザインで、外皮は毒々しい赤がストライプされ、
しっぽには巨大な刺が複数存在しています。

しかもこの刺、高速で飛ばすこともでき、遠くの獲物も倒すことができる代物。
非常に攻撃性の高いニュータイプのワニさんですね。

舞台の沼がもともとワニが大量にいる沼だったこともあり、上記のモンスターワニは
惜しげも無くたくさん出てきます。子供も生まれまくってるので収拾がつきません。
まさにワニワニパニックなのであります。

その上、このワニに噛まれると…ほどなくしてワニになります。
傷口から徐々にワニ皮となり、最終的には全身がワニになって見た目もモロワニ。

更に面倒なのは一部のワニは人間だった頃の記憶がありそれなりにコミュニケーションも
とれてしまうというバカ展開。

こうなるともう冗談だらけのバカ映画となりますがこの思い切りは褒めたいです。

それなりにドラマも産んでくれましたしラストシーンのシュールっぷりも
ある意味ワニ映画ファンには必見と言えるでしょう。



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