宇宙戦争 ファイナルインパクト

宇宙戦争 ファイナルインパクト
Pocket

宇宙戦争 ファイナルインパクト [DVD] 宇宙戦争 ファイナルインパクト [DVD]
(2012/10/05)
ブルック・ルイス、イヴァ・フランクス・シンガー 他

商品詳細を見る

★★☆☆☆

2012年11月28日午前6時。出勤しようと外に出たマリッサは衝撃的な光景に言葉を失った。
巨大な三脚状の機動兵器が暴れ回っている! それは、人間ではない、地球外生命体の地球
への侵略行為だった。アメリカのみならず、世界各地で同時攻撃がなされている。
各国軍主要施設が重点的に奇襲攻撃を受け、壊滅に追い込まれていた。合衆国大統領は
非常事態宣言を発令。しかし、直後にホワイトハウスが襲撃され、なんと大統領が死亡してしまう。
もはやダメージは致命的だった。我々人類に、反撃の術はあるのか…! ?
世界各地に同時多発的に出現した、巨大な三本足の機動兵器。圧倒的破壊力に人類は立ち向かえるか?

なんだこりゃ。

CGが下手だとか映像技術がダメなんていう評価をしてしまいがち。
Aクラスの作品ともなると俳優、音楽、脚本、映像などなど、楽しむべき点や
注意して観賞する点が自然と多くなってくるのですが、Bクラス以降の作品は
そうは言ってられません。

脚本、演者のビジュアル、ユーモア、映像、そのうちどれが見れるレベルかが
大切な勝負どころになってきます。

これまで、「話は面白いけど映像が…」というお話を幾つかしてきたと思います。
SFやモンスターパニックなどはやはり映像が肝ですからね。
しかしながら近年は技術や環境が進んだのか割りと多くの映画でそれなりの
映像技術が見られるようになってきました。

しかし、それは新たな悲劇を生んでしまう「マイナスの進化」なのかもしれません。

ほら、いつも来てくれる方は感づいているかもしれませんが、私がこういう
意味のないことをうだうだ書くときは本編に対して特に言及がないとき。
言ってしまえば本当どうでもいい作品を見た時だということ。

本当ね、映像はマジどうでも良かったんだよ。
やっぱお話や演技が重要だよ。

本作、予告編やDVDジャケット裏なんかのCGっが中々にハイレベルだから
期待しちゃう人も多かったご様子。
しかし中身がひどすぎる。

どこから拾ってきたんだよというような素人演技に度肝を抜かれ、
中身がすっからかんのストーリー展開には本当眠気がマキシマムザホルモン。

話としては地球に急に宇宙人が攻めてきてロボットが大暴れ、アメリカも
軍をあげて応戦するも刃が立たずついにはオバ○大統領まで死亡しちゃう。
なぜか余裕綽々映り続けるテレビのニュースでは「マジやべぇから一般人も
銃を手にとって戦えYO!」とのこと。
なるほど!こういう時のために銃規制が甘いのか!ってやかましいわっ!

主人公グループは冴えもしないし画面映えもしない4人であたふたするだけ。
しかもその内一人は仲間の間違った優しさにより命乞いも虚しく安楽死
させられてしまいます。アメリカ怖い。

その後他のレジスタンスなどとも接触するも特に話は変わらず物語は
だらだらと後半戦へと移り変わります。
なんか「敵の基地に乗り込むんや~」って言ってたかもしれません。

で、どっかのトンネルで「R-TYPE」のボスみたいな奴と出会って戦います。
この辺も意外に造形をしっかり見せてくるから余計に腹が立ちます。

見終わった後の感想といえば本当虚無感がスゴイ。
見た目で言えばあれよ、ちびまる子ちゃんが紫のすだれ線かぶってる
時の表情がぴったりです。

爆発などの表現やCG、機械や敵のデザインなど結構なものだったんですが
俳優やストーリー展開がちょっと残念すぎました。
雰囲気イケメンだけどすげー頭の悪いやつって感じの映画でしたね。

さて、どんどんと忙しくなるこの時期、以下に少ないチャンスで面白い
映画に出会えるかが勝負になってきますね。

どうか皆様がハズレを引かず楽しい作品に出会えますように!

特に新作B級映画やホラーなどの「こんな映画楽しかったよ!」的な情報も
お待ちしております。



B級SF・パニック映画カテゴリの最新記事