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ダーク・ハウス 戦慄迷館 [DVD] (2011/05/27) ジェフリー・コムズ、ミーガン・オリー 他 |
★★★☆☆
ある屋敷で7人の子供達が殺害される猟奇殺人事件が発生。
その犯行現場の直後を目撃したためトラウマを抱えてしまったクレア。
そんな彼女は14年後、女優を夢見る演劇学校に通う学生に成長した。
彼女の演劇部の前に、自らを“ホラーの帝王”と名乗るウォルストンという男だった。
彼は、今度作るオバケ屋敷に必要な俳優達をスカウトしに来たというのだが…。
冒頭のおにゃにょこ達が超可愛い。後半はババァの独壇場。
さて、ジェフリー・コムズ演ずる『ホラーの帝王』ウォルストン。
現実でもホラー俳優として名高い彼がお化け屋敷のオーナーを怪演しています。
そのお化け屋敷のある場所が例の子供たちが殺害された場所、つまり主人公クレアの
トラウマの原因となった場所なんですが。
「え?うちは知らんし」
ってな具合ですっとぼけて演劇部員丸ごとをお化け屋敷のバイトに巻き込みます。
彼女自身は『殺害現場に身を投げることで過去のトラウマを乗り越える』という
目的があったのです。
ここで出てくるのがオーナー、ウォルストンの部下たち。
ジョニー・デップをタコ殴りにしたようなひょうきんガイド、アバズレ風レズ、
神経質なメカニックなど、ホラー映画を彩る面々が登場します。
お化け屋敷といってもただのお化け屋敷ではなく、VFXを活用した立体ホログラムで
殺人鬼やクリチャーを投影し、あたかも本物の様な映像世界を表現するスーパー
アトラクションだったのですよ。
そのアトラクションのシステムをババァの怨念が乗っ取り、現実のモンスターとして
お化けや殺人鬼を操るものだからさぁ大変、次々と仲間達が殺されてしまいます。
ハイテクと個性的なゴーストの共演ということで『13ゴースト』をチラチラと
思い出す映像でしたがその面白さも個性も及んではいませんでした。
ただ、『コンピュータでトロイの木馬ウィルスと対峙する怨念ババァ』
『レズ姉さんの下心をあえて受け入れるつもりのビッチ』
『有罪・無罪のジェスチャーでゴーストから仲間を助けようとする』
などなど、ちょっと笑えるシーンが多々盛り込まれている所は高評価。
そして後半は物語の元凶であるババァとの決戦になるのですが…?
ラスト周辺でちょっと面白いひねりがあるのも個人的にGOODです。
けっこうオススメかもですよ。
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