悪霊の餌食

悪霊の餌食
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悪霊の餌食 [DVD] 悪霊の餌食 [DVD]
(2011/06/24)
レニー・ウィルナー、ブリジット・ネバル 他

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★★★☆☆

一年半ぶりに祖母と父親と妹が住む森の中の家を訪れたクレアと旦那のポール。
その数日前に、祖母からクレアへある壺が送られており、真相を知りたかったからだ。
その夜、祖母はクレアに向かって「もう私には死期が近づいている。だから彼女がやって来るの。」
と謎めいた言葉を告げる。一方その頃、旦那のポールは、車での買い物帰りの途中、白い服を
着た薄気味悪い女性に出くわしていた・・・。不可解な現象は…?壺がもつ秘密とは…?

腹は満たされるが何を食べたか覚えていない…そんな映画なのです。

んまー!不気味なおばあちゃんねーー!!!
そのおばあさまを筆頭に亡霊(精霊の類?)やら死神やらゾンビやら骸骨やら…。
僕もうお腹いっぱいだよ!

それにしても旦那のポールさんは可哀想なお人ですね…。
映画冒頭からろくな目にあっていません。というか一番一族から遠いポジション
なのにも関わらず序盤から命を落とすハメに…。
その他、不潔でぶっきらぼうな親父、料理が下手な妹、意外と頑張り屋な妹彼氏など、
活躍すればもっとドンチャン騒ぎができそうなキャラクター達が登場しますがイマイチ噛み合いません。

序盤以降、様々な恐ろしい現象が家族を襲い、一人、また一人と命を奪われていきます。
強い女性が主人公である作品が多い昨今、この作品のようにビビってビビってビビリ倒し、
最後までほとんど役に立たない主人公は久々の味わいでした。

というか今回の惨劇の一番の原因がこの主人公にあるようにも思えます。

タイトルからしておどろおどろしく、パッケージもなかなかのインパクト。
その上パッケージ裏の様々なうたい文句に魅了された人々も多いでしょうね。

私の個人的な感想としては…ハズレだけど損はしていない…不思議な感覚です。
ノリが良く、インパクトのあるホラー映画だけが良いとは言いません。
むしろ不可解で謎が多いのが本当の恐怖とも言えるでしょう。

だけど…あまりに不親切設計では映画として楽しめないんじゃーあーりませんか?



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