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ボルテックス-巨大生物総進撃- [DVD] (2013/09/04) ジャック・プロトニック、サラー・リーヴィング 他 |
★★☆☆☆
中東の不毛の大地で、米軍の精鋭部隊が突如、姿を消した。調査を進めるペンタゴンは
消えた部隊の背後に危険な科学者・シドニー・ガ―バーがいることを突き止める。
シドニーはワームホール(一瞬で時空間を飛び越え、場所を移動できるトンネルのようなもの)を
出現させるべく研究を進めており、その実現に必要なガッタ線を放出する鉱物を探索していたのだ。
米軍は、消えた部隊とシドニーを探す為、学者のマークスを含む捜索チームの派遣を決定、
中東に送りこんだ。しかし、チームが遭遇したのはシドニーや精鋭部隊ではなく、
巨大なタランチュラだった! !
うーん確かなB級クオリティ!!
でも惜しいんだよなぁ。
なんていうかB級映画って何してもいい風潮がありますよね。
深く噛み締めて楽しもうなんていうマニア中のマニアはごく少数。
とにかく派手で破天荒な展開なら十分に酒のつまみになるという人のほうが
多いのではないでしょうか。
この映画はまさにそんな感じ。
画面的にはそこまでひどいクオリティではないのですが、とにかく
話が破天荒。しかし破天荒すぎてついていけないという結果となります。
中東の砂漠に突如ワームホールが現れ、その中から巨大な生物が
ワンサカ現れて米軍と戦うというよくありそうな設定なのですが
話が飛び飛びになってしまうのが痛いところ。
それにしても近年、中東を舞台にしたモンスター・パニックが多いですよね。
理由としては実際に米軍が活動していること、扱いやすいロケーション、
ついでにマジでなんか出てきそうな雰囲気などなど、いろんな事情が
あるのかと思います。
さてさてこの作品、他に痛いところを上げていくと、まず巨大生物の
登場頻度がいまいち。他のB級作品と比べてもそこまでのCGでない上に
頻度すら低いのであればダレ場が続いてしまいます。
でも…巨大スズメバチを始めとしてその面白い造形は気になりました。
人間ドラマを挟んでくるにしても、及第点以下の演技力。
もう少し登場人物に個性や魅力があればもっとちゃんと観る気になったかもです。
しかしラスト周辺はなかなかの破天荒ぶりでした。
本作、ガッタ線という謎の放射線が多く取り扱われているんですが、
マッドサイエンティストがその影響で巨大ヘビに変身するんですね。
分かる人には分かるんですが某ロボットアニメのゲッター線みたいですね。
その上その巨大ヘビに対向するために主人公も変身しちゃうとんでも展開。
両者ともワームホールの爆発に巻き込まれてお陀仏です。
あ、がっつりネタバレしちゃってますね。
まぁよしとしましょう。
このブログを見てくれている人なら高確率でこの作品のDVDを手に
とることがあるでしょうがそのままそっと棚に戻しましょう。
確かにB級ファン向けではありますが近辺にもっと楽しい作品があると思います。
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