モンスターズ・フォレスト [DVD] (2013/09/04) ジョン・チャールズ・メイヤー |
★★★☆☆
1,000年に1度目覚めるという伝説の怪物が襲い掛かるモンスターパニック。
様々な理由から山奥のキャンプ場を訪れた人々が、地中から現れた巨大怪物、
ミレニアム・バグと遭遇する。巨大な牙と触手に襲われながら、彼らは何とか
逃げ出そうとするが…。
なんじゃこりゃ。
変わってるなぁこれ。変な映画だなぁ。
物語前半はキャンプに来ていた家族がクライモリシリーズ的な
頭のおかしい森の一家に連れ去られてひどい目にあうという流れ。
森の一家の長男の嫁として無理やり手篭めにされそうになる娘を
パパが必死に助けようとします。
が、あえなくパパ死亡。どうなる娘たち。
という物語がある反面、他にも密猟者や昆虫学者(地質学者?)が
森のなかで暗躍しています。とはいえ以外にゴチャゴチャせずに不思議な
物語の雰囲気のまま後半へ。
全体的な雰囲気は非常におどろおどろしい感じがあります。
森の一家の生理的に受け付けない感じや暗いロケーションづくりはなかなか。
そうでありながら映像自体は80年代を思わせるようなレトロな作りになっていました。
正直このへんは好みが分かれてくると思います。
B級映画に見慣れていない人からしたらただの低品質な映像と思われるでしょうね。
さて、クライマックスになると急にでっかいモンスターが現れます。
熊とかそういうレベルではなくて家よりもはるかにでかい怪物。
なにやら1000年に一度目覚める謎の怪物という設定らしく、森の一家
さえも知らずに襲われるというパニックっぷりでした。
ゴア表現も多めで出血臓物は当たり前。
でもこちらもどことなくレトロで懐かしい映像です。
もう少し登場人物の設定やお話の流れがスマートなら余裕を持って
楽しめたかもしれませんね。
ホラー映画としての素材が多い分どうしても突っ込みどころが多くなります。
ぶっ飛んだ内容のB級映画が見たい人にはいいんじゃないでしょうか。
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