ポセイドン・レックス [DVD] (2014/02/05) ブライアン・クラウズ |
★★★☆☆
体長15mもの怪物と人間たちの死闘を描いた海洋モンスターパニック。
長い眠りから目覚めた怪物、ポセイドン・レックスがリゾート地を襲う。
ジャックスたちは退治に乗り出すが、倒す手段が見つからない。
遂には米軍が島ごと殲滅する作戦を決断するが…。
よくある感じの巨大モンスターパニック。今回は架空の恐竜です。
主人公ジャックスは借金のかたにギャングに脅され、金塊を手に入れる
ためにブルーホールに爆薬を設置。その爆発により海底に閉じ込められて
いた巨大生物、Pレックスが目を覚ましてしまいます。
会話から読みとるに、白亜紀時代の生き物とのことです。
もちろん『お前どうやって生きてたんねん』ですが気にしないことに
したほうが良さそうです。
で、コヤツが暴れるのがリゾート地。
これがなかなかのロケーションです。
水着のチャンネーもたくさん出てきますしマッチョなガイもワンサカ。
海も綺麗で町並みもリゾートっぽい。冬に見るにはとても気持ちのいい映像です。
モンスターどうこうよりも景色が良くて羨ましくなりました。
こういう映画のストーリーはあってないようなもの。
この映画も特に際立った設定というのはありませんでしたが、
カメラワークやカット割りは良質。そこらの低クラスの作品よりもレベルが高いです。
サブヒロインが死亡したり、結構頑張って上り詰めたであろうギャングの
ボスがつねに油断の塊だったり、米軍の殲滅作戦が意味不明だったりと
突っ込みどころは満載ですがなかなか楽しめます。
あと毎回いろんな映画に突っ込みたくなるんですがB級映画の米軍の
司令室がしょぼい作品がかなり多いですよね。
国家を揺るがす問題にもかかわらずロッカールームや工場の一角みたいな
ところでディスプレイを並べているだけの映像が目立ちます。
対策チームも少ないのに上官の位だけが中将とかかなりマジカヨの
大物だったりします。
そこらのデザイナーさんのほうがよっぽどいいPC環境を持っていそうです。
CGのレベルは高く無いとはいえ、B級予算でここまで見せてくれるのは本当時代の恩恵です。
こういった作品をきちんと配給してくれる国内外の業者さんにお礼を言いたいですね。
あ、褒めまくってますが普通のB級映画ですからお気をつけ下さい。
いつも読んでくださっている皆様には十分お勧めです。
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