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アイス・ジョーズ [DVD] (2014/06/04) アレクサンダー・メンデラック、ベンジャミン・イースターデイ 他 |
★★★☆☆
スプリング・シーズンを迎えたマンモス・マウンテンでスキー客が次々と失踪。
山に伝わる伝説の怪物、スカッカムの仕業なのか?惨劇は続き、ついに姿を現したモンスター。
それは雪の中を猛スピードで泳ぎ、地上の獲物に喰らいつく獰猛な人喰いザメ“スノー・シャーク”だった。
神出鬼没のハンターに襲われ、大パニックに陥るスキー場。保安官のアダムや海兵隊員のウェイドは
決死の戦いを挑むが、不死身の化物を倒す手段はない――。
なんだろう、また変わり種なサメさん映画です。
何が変わっているかというと一番は登場する場所でしょう。
今回の舞台はなんと雪山なのです。
もちろん登場するのも普通のサメではありません。
精霊だか山の守り神だかうんたらかんたらの設定です。
非常に獰猛で、なんの脈絡もなく冒頭から人間を襲いまくり。
それも一体ではなく複数で人間に襲いかかります。
それだけならなんとなく楽しめそうな設定なのですが、
今回の場合は「それ以外の」設定・脚本が悪いのかまったく
エキサイトしないB級映像が展開されていました。
不用意に水着のボインちゃんがたくさん登場し、大した意味もなく
食い散らかされていく様は非常に滑稽でした。
主人公クラスの人間も複数いてちょっと展開がちらつきましたね。
ゲレンデ全体の危機感は薄いながらも部分的には派手な映像も
用意されていました。
全体的には笑わせようとするまったりした場面のほうが多く、アクション性や
派手なCG映像が映し出されることがない非常にゆるいモンスター映画でした。
カメラや俳優の質は悪くないので暇つぶしにはなるでしょうね。
その他、ちょっぴりミステリアスな日本人女性が登場したりするんですが
この人が実は今回の物語のキーマンだったりします。
まぁ夏場の暑さを楽しむための雪山モンスター映画の一つとして、
なんとなく楽しむのならいいのではないでしょうか。
ガッツリ期待して借りると違った寒さになるでしょうね。
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