メガ・ピラニア [DVD] (2010/12/03) ポール・ローガン |
★★★☆☆
ベネズエラのオリノコ川でアメリカ大使とベネズエラの外務大臣が何者かに襲われて死亡した。
テロを疑うアメリカ政府はフィッチ捜査官を現地に派遣する。
そこで彼はアメリカ人科学者が遺伝子操作に失敗し巨大化したピラニアが犯人と突き止める。
恐るべきスピードで巨大化し、勢力圏を拡大し続けるピラニアの繁殖を止めることができるのか?
でかいぞ強いぞメガピラニア。
あの『メガシャークVSジャイアントオクトパス』に続いて製作されたメガシリーズ作品。
なかなかのバカ映画でしたがかなり真面目に作られていました。
CGも技術は無いなりにも細かい部分に気を配り、粗さの中にも愛嬌たっぷりな
映像が出来上がっています。
登場シーンからイキナリ筋肉を主張しているとっても筋肉マッスルボディの
主人公ですが、なかなか頭の切れる役柄で頼れるリーダーでした。
ただ人を疑わず素直な性格です。事件の原因となった研究員を責めもしません。
今作では悪役に当たる大佐を中心としたベネズエラ軍人達の
『人の国で怪しい実験しやがって!』という意見はごもっともかと思います。
さて、そんなことはどうでもいい。
今回注目すべきはやはりピラニアさんのデカさ、凶暴さでしょう。
映画の冒頭、まさにB級映画で殺されるためだけに誕生したキャラたちを
食べちゃった時はラグビーボール程度の大きさだったピラニアさん。
でもこれが倍、それまた倍と大きくなっていきます。
繁殖能力も高いので鯨クラスのピラニアがウジャウジャの地獄絵図。
ホテルや建物にピラニアが刺さってビチビチしてるのはなかなか笑えました。
セイセイッと足だけで大量に襲いかかるピラニアを撃退する筋肉主人公や
「唾液の酸で少しなら充電できるわ!」と唾液で携帯の電池回復をはかるヒロイン
などもシュールで良いです。
カーチェイス、ヘリチェイス、巨大戦艦など、見所は満載。
馬鹿馬鹿しいと言われるための映画です。余計なことは考えず楽しみましょう。
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