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キラー・ビー ~殺人蜂大襲来~ [DVD] (2010/11/26) リシャール・アンコニナ、アレサンドラ・マルティネス 他 |
★★★☆☆
地中海に面した小さな町で、蜂による被害者が続出する。だが、フェスティバルの開催を
控えて盛り上がっている町では、誰もそのことを深刻に考えていなかった。
しかしその一方で、養蜂家に飼われている蜂が大量失踪、蜂の大群が不穏な羽音を響かせ
ながら人々に迫ってきていた・・・。ついには賑わう町に、蜂の大群が出現!逃げ惑う人々に
容赦なく襲いかかる蜂たち!!このまま町は蜂の棲みかと化してしまうのだろうか!?
さて、医者である主人公と、彼と母親の離婚によって反抗期をこじらせた娘、主人公の友人に
借りた豪邸にバカンスにやってくる。しかし娘は『お父さんなんてだいきっらい!』状態。
時を同じくして発生したビーチでの変死事件、どうやら大量の蜂に襲われたご様子。
医者として原因を追求する中、主人公と過去に関係があった養蜂場を営む女性と共に、
さらなる謎と危険に巻き込まれていきます。
ふっ、かく言う私もスズメバチに刺されたことがありましてね。
あいつらはマジでヤバい、何がってまず話が通じない。そして超凶暴。
で、武器の針、デカイ、そして固い。ブッスリいくとなかなか抜けない。
そこまででもかなりのダメージなのに凄く腫れる。患部がクリームパンみたいになっちゃう。
そんな恐ろしいノスタルジックな思い出にひたりながらアホ臭いパニック映画を楽しもうと
思いきや、なかなか濃厚でしっかりした脚本だったので驚きました。フランスやるね。
『蜂がどえらい凶暴になってるからお祭りは中止したほうがええで!』
『そりゃ殺生や!祭りがなくなったらこの街はやっていけへんて!』
という初代ジョーズから続くオーソドックスなやりとりもある中、企業の陰謀や
人間ドラマ、蜂の行動に対する謎解き要素など、結構骨太な展開です。
ってか何と言っても娘役クララ・ポンソ(Clara Ponsot)が可愛いに尽きる。
幼さとミステリアスの融合というブログ主が最も愛する顔立ちの上にグラマラス。
彼女に出会えただけでこのレンタルは正解といえる。
肝心の蜂自体は巨大化もせず、不死身設定を与えられるでもない普通な感じですし、
派手な爆破シーンや対決シーンは無いのですが、パニック作品としてはなかなかですよ。
『ビッグ・バグズ・パニック』的な展開が好みの方は他の作品へGO!
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