★☆☆☆☆
絶海の孤島を舞台に、ユダヤ人の男たちに襲い掛かる恐怖を描くパニック
アドベンチャー。ナチスから逃げ出し、ある島にたどり着いたピエールたち3人。
島を探索している途中、急に深い穴に落ちた彼らは白骨の散らばった不気味な
場所で目を覚ますが…。
フランス系電波映画です。
電波過ぎてついていけません。
序盤で申し上げておきますがレンタルすべき作品では無いですぜ。
時代背景は第二次大戦中の混乱期。
ナチスの迫害から逃れてきた三人の男は飛行機の不時着で命からがら
とある孤島へとたどり着いた。
どことなく不気味な雰囲気の漂う島を歩く中、男二人は深い穴へ落ちてしまう…。
目を覚ましたピエールとフランクは上部へと上がる方法を探すものの、
もう一人の仲間の死のせいもあり、不安を混乱に苛まされる。
どうにか脱出を模索する中、穴の壁にある扉に気づいた二人。
慎重に歩みをすすめる二人は、ここが何かの研究施設であると確信する。
しかし、施設の奥にはさらなる秘密が二人を待ち構えていた…。
~~二人のその後、ネタバレ簡潔バージョン~~
「え?なにこれ、女が冷凍保存されてるし」
「わぁホントだ、美人だし」
「えーと何々、どうもここの責任者が惚れた女らしいし」
「マジでかwでも俺ら関係ないし」
「いや、俺はここに残ってこの女を救うし」
「は?」
ということで揉める二人。
すっかり頭のおかしくなってしまったヒゲ男は、せっかく助けに戻った
メガネ君を冷凍女の生贄に捧げようと襲い掛かります。ひげぇ、いや、ひでぇ。
しかし攻撃を交わしたメガネはやむなく反撃し、島を脱出します。
落ちも何もない作品です。
戦時中でナチスがどうとかいう設定もまるで生きていない。
なんというか不思議なノスタルジックさというのは出ているのかも?
無駄な回想シーンも全く生かされず、ただ単に映画の尺を伸ばすため
だけの役割ではないか。回想シーンの挿入の仕方も本当に無駄。
この回想シーンがヒゲ男が女性に対する執着心を持った根本的な理由に
したいのだろうが、さっぱり伝わりません。
ラストも落ちない。物語はどこに終着したのか不明です。
DVDパッケージから、巨大蜘蛛の襲来するサバイバルパニックを連想される
方が多いでしょうが、全くもって別物です。
私はこれ完全に空振りするだろうな~と予想してレンタルした作品なので
個人的に後悔はありません。
でも九割のユーザーは後悔する恐ろしい地雷作品なのでご注意ください。
これぞ「ヘル・トラップ」というわけ、ですな。
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