マンボーグ

マンボーグ
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<td style=マンボーグ<日本劇場公開特別版> [Blu-ray]
(2014/04/16)
マシュー・ケネディ、アダム・ブルックス 他

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★★★☆☆

地獄の門が開き、ドラキュロン率いる地獄軍vs人類の<ヘル・ウォーズ>が勃発した!
地獄の圧倒的な戦力の前に、人類は駆逐され滅亡の危機に瀕していたが、一人の男が
永い眠りから目を覚ます。何者かの手で改造手術を受けた、無敵の人造人間マンボーグ。
彼は地獄の反撃を開始する。

超過激映像集団<アストロン6>の作品です。

いやぁすごい映画です。
BクラスだとかCクラスだとかいうカテゴリをぶっ飛ばした孤高の映像。
制作費が数万円(マジか)というマンボーグはレトロでサイケデリックな演出で満載。
現代のSF作品でありながらもその内容はとてもノスタルジーで作り手の圧倒的な
センスを感じます。

物語は非常にレトロな戦争シーンから始まります。
ドラキュロンという化け物に兄を殺害され、自身も立ち向かうものの敢え無く絶命。

かとおもいきや遠い未来でサイボーグとして復活します。
そこはドラキュロンに支配された未来世界、さまようマンボーグが出会うのはまるで
モータル・コンバットのような風体の「ナンバー・ワン」というアジア系格闘家。
程なく二人は拘束され人間用の監獄へ、そこで出会う新たな仲間と共にドラキュロン
への逆襲撃が始まっていきます。

全編通してクロマキー合成の映像で、演者さんもずっと画的に浮きっぱなし。
普通ならこういう映像はただただチープで見るに耐えない内容になるのでしょう。
私自身前情報なしにおまけでレンタルしたDVDでしたから。

なんていうか本当もうじわじわくるんですよ。後半にはもう魅入られてましたね。
「ストリートファイター」とか「ロボコップ」、中にはもっともっとコアな映像のオマージュを
感じられますしアメコミ風の演出にも不思議とテンションが上がりました。

ヒロインは可愛いし敵もなかなか個性的、映像、演出も退屈しない。
でも良作で人に薦められるかといえばまったくもってそうでもない(笑)

また、本編は一時間そこそこですが、「おまけ」の映像が30分くらいプラスされます。
おまけは4編用意されていますが、その一つ一つが映像作品となっています。
フェイク予告編作品ですが、今後その中から実写化されるものが出るかもしれませんね。



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