トロン:レガシー

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トロン:レガシー DVD+ブルーレイ・セット [Blu-ray] トロン:レガシー DVD+ブルーレイ・セット [Blu-ray]
(2011/06/03)
ジェフ・ブリッジス、ギャレット・ヘドランド 他

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★★★☆☆

デジタル業界のカリスマとして名をはせるエンコム社のCEO、ケヴィン・フリンの
謎の失踪から20年。ある日、27歳に成長した息子のサムに父ケヴィンからのメッセージが届く。
消息を追ってケヴィンのオフィスに足を踏み入れたサム。だが、彼は知らなかった。
そこはケヴィンが創造した理想郷への入り口……あまりにも美しく、あまりにも危険に満ちた新世界、
グリッドへの扉だった。迷い込んだ世界で命を狙われ、サバイバルを強いられるサムだが…。

コンピュータの世界であんなことやこんなことをしてみたい。

主人公のサム役を演じるのはギャレット・ヘドランド、『エラゴン』や『トロイ』に出てた
らしいですが全く記憶にございません。
もう一人の主人公と言えるのが彼の父親、『トロイ(1982)』でも主人公を演じたジェフ・
ブリッジスが20年以上の時を越えて再びケヴィン・フリンを演じております。

物語の中のケヴィンはずいぶん年をとった感じ、というかジェフ自身がもう60歳なので
しょうがないのですが、作中に出てくる悪役・クルーはケヴィンの30代の頃をコピーした
容姿をしています。

ベンジャミン・バトン』の時にブラッド・ピットに使用された、CGで作られた顔を代役の
俳優に合成する技術が使われているんですが今回は結構自然で良かったと思います。
『ベンジャミン・バトン』の時はなんていうかメチャキモかったですからね。はい。
あ、物語の名前にもなっている彼にもこの技術が…ゲフンゲフン。

ヒロイン、というか物語のキーワードでもある女性クオラを演じたのはオリビア・ワイルド、
彼女を拝見したのが、ジャック・ブラック主演コメディ映画『紀元一年が、こんなんだったら?
が最後だったのでなんだか変な感じでした。あ、でも綺麗だったですよ。

ジェフ演じるケヴィンは、禅とか囲碁、瞑想などを生活に取り入れるようになっている一方。
前作でフル活用された『ユーザー・パワー』も健在です。
これはコンピューターの世界で使われるユーザーの想像力を駆使した力なんですが、
彼の見た目といい、パワーの内容といい、あれです、ジェダイです。
で、主人公サムはこの力を使うことは無かったです。

その他、マイケル・シーンがちょっと危ないノリのプログラム・キャスターを演じたり
してくれているのですが何のためのキャラクターなのかわからない扱いでしたね。

世界観や各種の設定が独特なので色々とツッコミを入れる映画ではありませんし、
素直に最先端のCGや撮影技術を楽しんでしまえばいいのではないでしょうか。
というよりそれ以上の深さというのは私には見つけられませんでした。
前作からのネタやお楽しみ要素もそこまで無いですし。。



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