ファイナル・デイ

ファイナル・デイ
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ファイナル・デイ [DVD] ファイナル・デイ [DVD]
(2014/11/21)
ジャスティン・レイ、ジェロッド・ミーガー 他

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★★★☆☆

ある日、ロサンゼルスが流星雨に襲われ、街が破壊されていく。
そしてその隕石が発するウイルスに感染した人々は、なんとゾンビ化
していくのだった・・・。ジョン(ジャスティン・レイ)の仲間のガールフレンドも
ウイルスに倒れ、突如ゾンビと化しジョンたちに襲いかかる。
パニックになったロサンゼルスの街から逃げ出そうと海岸へ向かう彼らだが、
1人また1人と餌食になっていく・・・。
果たして彼らはロサンゼルスを脱出することができるのだろうかーー! ?

割りといい感じのドラマ感。

物語は陽気な卒業パーティから始まります。
ジョンを中心に、お調子者の弟ターナー、スタイリッシュなネイト、真面目な
スコットなど、役割はあるものの主張しすぎないキャラがドラマを盛り上げます。

パーティーの翌日。轟音で目を覚ますとLAは流星雨の直撃で壊滅状態。
慌てふためく仲間と合流し情報の整理をしていたところ、街が隕石と共に
降り注いだ謎のウィルスに汚染され始めていることが発覚します。
直後にネイトの彼女がそウィルスの感染により死亡し、呆然と混乱が入り混じる
彼らでしたがさらなる危機が襲いかかります。

死者、復活。

感染者という位置づけですが、皆さん死んでから復活するようなのでゾンビ
という表現でよろしいかと思います。
もちろん凶暴で食欲旺盛。小走りぐらいのスピードですがなかなかの怪力です。

復活した彼女を撃退した後はゾンビにあふれる街からの脱出を試みるメンバー。
車やトランシーバー、銃など、行く先々でいろんなものを手にする中、
街が軍による除染作戦を目前としていることが分かります。
果たして彼らの運命は?

ちょうどいい塩梅の展開。

まさに定番、王道とも言えるストーリーです。
大体の内容は音声がなくてもわかるんじゃないでしょうか。
キャラそれぞれに役割があったりするんですが、中身の無いドラマで
尺を伸ばしてしまうような展開はなく、割りとあっさり目な脚本となっています。

流星群の飛来は序盤だけですので、これ以降はパニックものよりかは
純粋なゾンビ映画よりになっています。
とはいえCGなどの質感や映像表現は大したもので、よくあるB級ゾンビ
映画とは雰囲気も質感も一線を画しております。

ソンビさんたちのメイクは、最初やり過ぎ何じゃないかってくらい顔の
造形が特徴的に思えたのですが、だんだん慣れてきました。
グロさは全体的に控えめなイメージです。

仲間が皆、それぞれを信頼して助けあっている映画は見ていて盛り上がります。
個人的には皆が疑心暗鬼でぎくしゃくし続ける話よりこの方が好みだなぁ。

派手さやユーモアは無いですが質の高いゾンビ映画でした。



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