メガ・クロコダイル 巨鰐

メガ・クロコダイル 巨鰐
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★評価★★

ロケーションは東南アジア。オープニングではモンスター映画特有のオドロオドロしい殺戮シーンで煽るように物語が始まります。

その後、とある海辺の村でも人がワニに襲われる事件が起きます。このとき活躍して子どもを助けるのが今作主人公のハン。酔いどれの船乗りですが何やらワニや海に対しての経験値があることを匂わせています。

そんな彼に人探しを頼みに来たのが大財閥の代表ミンジューとその側近のバン。二人はハンに大金を積みながらワニの住処「地獄島」(ま、まんますぎる、、)への案内を強引に依頼しますがハンは拒否。しかしながら行方不明の家族を探したいというミンジューの願いに、自身の婚約者に起きた不運を重ねて動向を決意します。

ボロボロのセスナで命からがらたどり着いた島は不気味なジャングルが広がり、有毒ガスに汚染されていました。
人のいそうな場所を目指しながら進む一行は途中見つけた一人の生存者と共に行動し、巨大なヒルや、まんまパックンフラワー(マリオシリーズのアレです)の人喰い植物との攻防で都度都度大騒ぎしながら島の内部へ進んでいきます。果たして彼らは生き残り、目的を果たすことができるのか、、というお話。

話が進む中でも、主要キャラの個性がみえること、また中華資本特有の大げさでコミカルな演技も相まってか、モンスターがしょぼい中でも映像を楽しむことができます。
中でも女社長の側近バンは最初から最後まで良い働きを見せてくれます。アジア系に限らずですが、モンスター映画にはこういうキャラが必須だと思うんです。良い息抜きになります。
あと欧米俳優のサブキャラなども映像が締まって良いと思いました。

ネタバレ

クライマックス以降は新事実発見や裏切りなどの展開。
アジア系のモンスターだと土地の伝説云々などの設定もあったりしますが、割とストレートに技術研究所からのバイオハザードからの賜物でした。最後もきっちり爆破系。

過去との決別を決意した主人公が、これまで離さず持っていた酒瓶を投げるシーンで幕引き。
作る側もわかってあるあるをやってるんだと思います。

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