シーワールドZ
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★評価★★★

安定のアサイラム。映像の質もなんですが、俳優陣、女優陣の顔質というかなんというか、本当にうまい具合に需要と供給にあわせた演技の質を見せてくれますよね。
多分、「華」が有りすぎてもなさすぎても、演技が巧すぎても下手すぎてもいけない。そういうお約束があるんだと思います。
今作のヒロインも、何系と一様に言い難い独特な風体で様々な表情を見せてくれました。

さて、今作は動物が死後に凶暴なアンデット化するという薬品が、誤って水族館中に広がって行くところから物語が始まります。冒頭から巨大なミズダコが大暴れするところから始まります。
といっても最初は触手だけですけどね、見た目も動きもモンスターらしいタコですので、この選択は間違いではないのかなと。

ストーリーはごくごく単純なので追うほどのことも無いですが、アトラクション性は高い作品だったように思います。
水族館という比較的閉じた空間で右往左往するパニック表現でしたが、それでも絵面が楽しくて最後まで飽きることはなかったです。

なにより目をみはるのはちゃんとたくさんの生き物を暴れさせたこと!
タコ・カニ・ヒトデにサメ!ワニ!セイウチ!それぞれのギミックを生かした大活躍です。

こうなってくると人間サイドのキャラクター性はこの際どうでも良くなります。意図せずとはいえ私欲のために薬品をばら撒いてしまった相棒。視野が狭く利己的な権力者、ボロボロの研究員やコミカルな飼育員など、ほんのおかず程のキャラなので、作中としてはあろうがなかろうが対して変わらなかったでしょう。

ネタバレ

ネタバレするほどの内容ではないですね!
B級映画好きな人には十分観れる内容です。

あ、おそらく作中でイチバン可愛かった水族館スタッフが秒殺だったのは悲しいです。。

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