ジュラシックS.W.A.T.

ジュラシックS.W.A.T.
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★評価★★

アサイラム系のB級映画についても、一昔前とはCGの技術が違いますね。
大作映画でものすごいリアルで迫力があるのはわかるのですが、Bクラスの作品でも技術の底上げができているのが嬉しいです。
実際、筆者も映像やグラフィックに携わることが仕事上多いのですが、前の世代から大きく進歩した技術内容やその安価さに驚きます。

CGに限らず、空撮ドローンや各種撮影機材、編集ソフトの技術の進化ってすごいんです。
我々のようなB級映画フリークにとっても恩恵と言えますよね。

と、言う具合に全く違う話から入っていくときは大概映画の内容が記憶に残らないシリーズです。

まず持ってキャラが薄い、装備がびっくりするほど薄い。というか全然SWATじゃないし、なんていうかWHATです。お、うまいことかかりましたね。

話としては嫌いな流れでは無いんですよねー。
兵器として恐竜を誕生させたバイオ技術企業が、その性能PRのために特殊部隊を送り込む。特殊部隊は生き残りを賭けて凶暴なバイオ恐竜と戦う、というもの。
基本的にはそれだけ、一点の曇り無くそれだけの作品です。

冒頭から最後までのロケーションも狭く、とにかく映像が変わりません。
キャラの特性もよくわからない中でそれっぽい「掛け合い」が飾りほど出てきたり、なんだかフニャフニャのカタナが登場したりと「ぽさ」の連続ほどで終わった作品でした。

ネタバレ

ツメも甘く、頭が悪すぎる黒幕。
無謀すぎの特殊部隊員。
唐突な裏切りサイコパス研究員(でも可愛いメガネ美人)などなど、Bクラスらしさのある展開ではありましたがアトラクション性や盛り上がりには大いに欠ける内容でしたね。

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