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デッドタウン・ゾンビ [DVD] (2012/04/27) クリス・マルキー、カレン・ランドリー 他 |
★★☆☆☆
農夫ロバート(クリス・マルキー)が住む小さな町は、突然ゾンビたちが徘徊する
地へと一変した。ロバートは家族を守るため、窓に板を打ち、あらゆる出口をふさいだ。
息子がゾンビに噛まれた今、彼には時間がなかった。早く治療薬を打たなければ息子は
ゾンビへと変わってしまう…。しかし、治療薬を入手するためには妻と息子を家に残し、
ゾンビがはびこる町の中心部へと行かなければならなかった。果たして彼は無事に治療薬を
入手し、家族を守りきることができるのだろうか!?しかし、ただ一つ疑問が残る・・・
一体誰が真のモンスターなのか?
パソコンふっかーつ!
いやぁいきなり壊れちゃうんだもんね。困った困った。
しかし現在はニューPC。スペックも段違いなので快調な作業環境です。
さて、早速の記事は半年前ぐらいにリリースされているゾンビ映画。
「デッドタウン・ゾンビ」です。そそるタイトルですね~。
この映画、実は「技あり」な作品であります。
と、いうもののゾンビ映画としての面白さや迫力といったものは少なく、
むしろ多くの人にとっては退屈な作品になるでしょうね。
屈強なマッチョヒーローやブリブリなヒロインが登場するわけでもなく
特殊部隊が活躍するわけでもない。
ショボくれた農場の老夫婦のシーンがほとんどです。
しかし、お話内容自体は狂気と悲しみにあふれた内容となっています。
結果としてゾンビ映画とはいえない作品かもしれません。
全体的にシリアスで地味な空気感がある作品ですが、妙なツッコミ
どころが用意されていましたね。
まず、超貧乏でカネに困った農場主でありながら、武器だけは大量に
所持しているというところ。一分隊くらいは率いれそうです。
狂気にまみれた親父が生首ゾンビとお話したり、それをバッグに入れて
行動したりするところもなかなかシュールでした。
ただ、このオッサンの狂気はこれにとどまることはないのです。
最初は家族愛ビンビン度合いが高く、頑固な親父程度の認識なのですが、
だんだんと行動や話がおかしくなり、クライマックス周辺にはすっかり
危ない奴になってしまいます。
ラスト周辺でとうとう物語を集約する設定が明らかになるのですが、
このあたりのカメラワークやセリフ構成はなかなかのものでした。
本当「この素材」だけミソで、他は割りとスカスカな映画なので15分
程度の短編作品でも十分だったかもしれません。
なんにせよビジュアル的には本当に退屈な映画なので見る人を選ぶ
ゾンビ作品でございます。
最近たくさんの楽しそうなゾンビ映画がリリースされているのでそのへんを
楽しんだあとでも良いかと。。
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