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シー・トレマーズ [DVD] (2013/10/25) マイケル・パレ、ファナ・ファサート 他 |
★★★☆☆
深海から浮上する巨大なる恐怖と衝撃!
太古の生命体の調査、研究をしている海洋生物学者スカイラー・ジェーンは、
水上輸送のプロ、ジャック・ボウエンの小型ボートをチャーターして北スマトラ海沖に調査に向かう。
その途中、彼女は沖合に建築された水上の漁場ジャーマルで、幼い少年タマールが
密漁団に強制的に働かされているのを目撃し、
地元の警察に通報するが、彼らも密漁団の仲間でとりあってくれない。
その頃、漁場では、海中から現れた謎の生物が密漁者たちを襲い、一人また一人と餌食にしていた。
ジェーンは、ジャックとともにタマールの救出に向かうが、
彼らを待っていたのは崩壊寸前の猟場で大暴れする想像を絶する巨大モンスターだった…。
あれですね。
この映画にかぎらず悪い奴らがアジア系の顔だとなぜか倍腹が立ちます。
なんていうんでしょうか。同族嫌悪という言葉は当てはまらないんでしょうが
なぜか無性に腹が立つんですよ。
この映画はそういった悪役さんがひどい殺され方をしていくので
結構スッキリしますウフフフ。
悪役の半数は少年たちにもかかわらず彼らも次々と犠牲になります。
さすが海外映画ですねぇ。
さて、物語としては結構ファンタジーな感じです。
四方を海に囲まれた水上漁場で強制労働させられる兄弟が、脱出を
夢見るも結果失敗。結果、兄を殺されたタマールの怒りのパワーにより
海に潜む謎の巨大サソリを呼び寄せ復讐を開始します。
ここに絡んで来るのが海の何でも屋ジャックと学者のジェーン。
強制労働させられる少年たちに自らが数年前に亡くしたの娘の影を重ね、
渋るジャックとともに現場に乗り込んだところで件の復讐に巻き込まれて
いきます。
巨大サソリはどうやらタマールが持つアクセサリーの力により
呼び寄せられたようですがあまりコントロールは聞かない様子。
しかしながらその登場パターンや全体のデザインはなかなか良好でした。
少年だと思っていたタマールが女の子だったというのもびっくり。
私は普通に男だと思っていたのですっかり騙されました。
~~ ネタバレ注意 ~~
その後、割りと普通な感じのモンスター映画として話が進みます。
最終的には神秘のモンスターでありながらジャックの一撃で葬り去られます。
しかーし!このお話には続きがあったのです。
娘をなくした過去を持つジェーンは、怪我を追いながらも自由を手にした
タマールの元を訪れますが、なぜか彼女との面会を許されません。
タマールの身を案じたジェーンは裏からこっそりと彼女の容態を確認しますが…。
そこには、例のサソリの化け物の母体と化したタマールの姿が…。
彼女はすでに復習の悪鬼と化しており、周辺にはモンスターの子どもたちで
溢れかえっておりました。
うーん、珍しく後味が悪い。
ということでアジア顔の登場人物に慣れればなんてことのない作品です。
たまにはいいかもしれませんぜ。
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