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ウォー・オブ・ザ・ワールド [DVD] (2015/01/07) ケリー・フー、ロバート・ピカルド 他 |
★★★☆☆
地球侵略を謀るエイリアンとの宇宙戦争を描いたSFアクション。
地球に接近する謎の小惑星の爆破を命じられたウィーラー大尉たち。
だがそれは小惑星ではなく、エイリアンが送り込んだ巨大母船だということが判明。
地球は絶体絶命の危機を迎える。
だらだらするよ!
序盤、地球に接近する小惑星の破壊作戦で宇宙に飛び立つウィーラー大尉ら。
途中、何故か着陸地点の計算が狂い、小惑星への不時着を余儀なくされます。
それもそのはず、その場所は地球を襲いに来たエイリアンの母船だったのです。
時を同じくして地球に飛来するロボットに虐殺される人類。
軍も為す術がなく、不利な状態が続いていきます。
小惑星破壊チームはというと、エイリアンの攻撃を避けながらたどりついた
ワープ装置により、敵の本拠地である惑星にたどり着くこととなります。
そこで見たのは敵のロボットによって連れ去られてきた人類だったのです。
その後、地球側で編成したチームを敵の本拠地へ送り込む作戦が展開。
果たして滅ぶのは敵か、人類か。。
序盤からの盛り上げはいい感じ。
例によってアルマゲドン、及びその偽物作品と同じような盛り上げで開始
されますので盛り上げ感はいいです。
セットや衣装、CGについてはもともとハイクオリティを求めてはいませんし、
アサイラムらしいまぁまぁの質感だったので時に気にはしませんでした。
ただ、中盤以降同じようなシーンの繰り返しになってしまったところや、
場面の切り替わりによって話がわかりにくく、だらだらしてしまったところは
ざんねんです。
どの場面でも仲間が容赦なく減っていくところや、敵の数や強靭さに
対しての絶望感はよく出ていましたね。
宇宙側の主人公は最後までいいところがありませんでしたし、
子を失い、状況に絶望しきった女性を自らの手で殺害してしまうなど、
主人公にあるまじき行動を見せてくれます。
一方地球側の主人公は消防士ながら、類まれなタフさと行動力を
見せてくれました。常に娘さんへの愛がいっぱいのパパでしたので
ラストシーンも少しだけ濃いものになっています。
ドカンドカーンと盛り上げるだけのB級SFではなく、全体的に
結構ビターな感じに仕上がっていました。
ギリッギリに星3つぐらいの作品ですが、B級SFが好きな人には
ちょうどいいかもしれませんよ。
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